アンビリーバボーで取り上げられた凶悪の先生とは?原作と映画の違いとは?

テレビ番組、アンビリーバボーでも取り上げられた、上申書殺人事件。

実はアンビリーバボーの放送を私は見ていない。

しかし、この事件はアンビリーバボーで放送されてかなり反響があった様だ。

その番組内でも登場した、この事件の中心人物、冷徹な不動産ブローカー、

「先生」とはいったいどんな人物なのだろうか?

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死の錬金術師と言われる先生

その「先生」とタッグを組み、多くの人達を地獄に突き落としてきた、

殺人マシーンとも呼べる、凶暴な男、後藤良治の存在も忘れてはならない。

今日は、この二人について書いていきたいと思います。

と、いうのも、私はこの事件の存在を知ったのは、映画「凶悪」を見たからである。

映画「凶悪」で、その事件が見事に描かれていた。

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この映画はただ単に、怖い殺人事件を描いた単純な映画ではないので、是非まだ見ていない人は見ていただければと思います。

今日お話する内容は、映画の話ではなくこの映画の元となった事件「上申書殺人」の方なのだ。

私はこの映画の原作本「凶悪」を購入して読んだのだ。

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本家「凶悪」とはどんな内容なのだろうか?

映画との違いはあるのだろうか?

と非常に心惹かれて、この原作を手に取ったのである。

この本を私が読む目的はただ一つ、

映画と原作の違いを知りたかったのだ。

映画はどうしても限られた時間で作品を作る為、

原作の世界観を生かし切れてない場合が多い。

そして、原作の設定を少し変えてストーリーが展開される事が多い。

しかし、私はこの原作を読んで思った。

ほぼ原作と映画は同じじゃないか!と。

映画では、ピエール瀧が演じる須藤が、3件の事件を告白するのだが、

なんと原作では、この3件以外の事件や未遂に終わった計画まで、本物の後藤は告白しているのだ。

この原作を読んでみて、この「先生」こと三上静雄は、映画の「先生」よりも更にずる賢く、

たくさんの犯罪を行っているのだ。

映画では3つの事件即ち、

1.金銭トラブルから、相手の男性を三上静雄がネクタイで首を絞めて殺し、

その遺体を知り合いの会社の焼却炉で燃やして処分した。

2.広大な土地を持つ身寄りのない老人を生き埋めにして、

土地を奪い転売し大儲けした。

3.酒好きの老人を、その家族とグルで監禁して、酒を大量に飲ませ、

殺害してその保険金を手に入れた。

映画では、この3つの事件を既に死刑判決を受けているピエール瀧が、

告白し、その話を裏付ける為取材を行っていくという展開になっていったのを覚えていると、

思うのだが、原作ではこの事件以外にも、三上静雄の周りでは不審な死を遂げている人が、

数人いたり、それ以外の人の殺害計画も書かれている。

映画の先生よりも、凶悪だ!

と思ったのが、原作の「凶悪」三上静雄の印象である。


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原作を読んだ三上静雄の印象

「先生」こと三上静雄は、現在は60前後のオッサンである。

この凶悪の事件が明るみに出た時は、55歳だった。

兎に角、この先生の周りの人間はドンドン死んでいきます。

何故か不審の死を遂げていく。

死んでいく人は決まって、何らかの財産を持っている人だ。

そして、親兄弟、親戚などが全くいない孤独な老人か、もしくは、

その家族ともグルになっていて、決して証拠を残さない、

用意周到な殺人鬼で、殺しては財産をそっくりそのまま奪う、

とんでもないオッサンなのだ。

殺人マシーン後藤が先生の犯罪を助長

後藤とは、この死の錬金術師と言われる、三上静雄の殺人の実行部隊の隊長の様な人物、

元広域暴力団組長の男である。

この後藤良治という男は、人を殺す事など屁とも思っていない男で、

少年の頃から犯罪を繰り返し、広域暴力団の組長となった、筋金入りの犯罪者である。

後藤はヤクザの組を一時期かまえていたが、立ち行かなくなり、

かたぎになった、元いたヤクザ組織の同僚から、三上静雄を紹介された。

後藤は不動産の事を勉強する為に三上静雄と接点をもった様だ。

三上静雄と後藤良治は、水魚の交わりの如く、

どんどん親密になっていった。

それは何故か?

それはお互いが持っていない物をそれぞれが持っていたのだ。

後藤良治には、圧倒的な暴力と狂気。

三上静雄には、金になる獲物の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚。

三上静雄は単なる中年のオッサンである。

とても喧嘩は強そうには見えない。

しかし、悪知恵は人の数千倍働くのだ。

そんな、腕っぷしはからっきしダメだが、やたら金に対する嗅覚が鋭い、

残忍な、サディスト三上静雄が、後藤良治という武器を持ったのだ。

後藤良治は、三上静雄の事を先生、先生と言って立てて、

三上静雄も後藤良治に対して、良治君、良治君、と言って、

可愛がり、後藤にまとまった金を与え、後藤と内縁関係にあった女やその母親までも、

金を与えて、どんどん親密になっていった。

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画像:http://goo.gl/JByKPW

※後藤良治の内縁の妻を演じた松岡依都美、原作の内縁の妻も、

この映画と全く同じ雰囲気。

実にあっけらかんとしていて、映画の描写そのものでした。

後藤良治と別れてからの三上静雄(先生)

後藤良治は、途中で自分が犯した罪で逮捕されてしまう。

それは、刑務所で知り合った暴力団組員を殺した事件と、

男女をマンションに監禁し、覚せい剤を射ち女性を死なせ、

他の男性をハサミでめった刺しにし、火を放った事件が明るみになり、

逮捕されてしまったのだ。

後藤は逮捕され、先生はシャバ。

実はこの3件の殺人事件以外にも、先生と後藤が計画していた、

殺しが何件もあった。

しかし、その犯罪を実行に移す、人間凶器とも呼べる後藤がいないのだ。

三上はどうしたのだろうか?

実は、計画は殆ど実行される事が無かったそうだ。

三上は、後藤がいなければ実行に移す事が出来ずに、

ことごとく計画は失敗に終わったという。

これは、ある人物の財産を奪う為に計画を練り、抵抗してきた場合は、

殺すと予め決めてその人物の元に向かったのだが、計画時は三上は勢いが良かったが、

いざ実行に移す時にビビッてしまい、結局は実行されなかったそうだ。

これは、この未遂に終わった計画に立ち会った人物が証言している。

単なる、臆病なオッサンだった様である。

この三上静雄が起こした事件は、圧倒的な暴力で実際に実行していく、

後藤良治の存在が大きかった様だ。

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