ダイナマイト・キッド、ステロイドで作り上げたカミソリファイトに度肝を抜かれたぜ!

大好きなプロレスラーは?と聞かれたら、この爆弾小僧ダイナマイトキッドの名を上げる人は多いだろう。

1979年に国際プロレスにて日本デビュー。

翌年には新日プロレスへ移籍。

172cmという低い身長にあの端正なマスクとパンパンに盛り上がった筋肉。

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そして1981年4月23日蔵前国技館。

初代タイガーマスクのデビュー戦の相手がダイナマイト・キッドでした。

当時の少年達の誰もが夢中になった初代タイ ガーマスクですが、

同じくらい、いやそれ以上に少年の目を釘付けにしたのがダイナマイト・キッドです。大袈裟でなくこの4月23日の一戦は異次元の革命的 な試合でした。
もちろん私も初代タイガーの大ファンでしたが、

キッド戦だけはキッドに肩入れをしていました。

あの初代タイガーをも越える魅力というのは今考えても凄いことです。
少年が夢中になり応援しているうちにキッドは丸坊主になり、

筋肉はますますパンパンになっていきます。
その後キッドはまさに言葉通り電撃的に全日本プロレスへ移籍します。

ヘビー級相手に闘うようになるキッド。

この頃には体重はなんと105kgもあったとい います。

172cmの身長にステロイドで無理やり造り上げた105kgの筋肉。

この体で毎日のように激しいファイトを繰り広げます。
相手の技を受けきり、

最後はトップロープからのダイビングヘッドパッドで決めるのがキッドのプロレスです。

さすがにスーパーヘビー級の中では太刀打ちできない試合もたくさんあります。

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体がもつわけがありません。

スーパーヘビーの中で堂々と戦う小柄なキッドも大好きでしたが、

私の中での爆弾小僧の全盛期はタイガーなき後の新日Jr.ベビー級時代です。
失礼になりますが、ザ・コブラという親日の失敗をキッドとスミスの外国人レスラーが支えていました。デイビーボーイ・スミスも大人気でしたが、やはりキッドあってのスミス。
高速ブレンバスター、ツームストンパイルドライバー、ダイビングヘッドバッド。どれも一級品です。
レスラーにはパワー、スピード、テクニック以上に必要な要素があります。それは雰囲気・存在感・色気というべきものでしょうか。
スタミナこそあまりありませんでしたが、その他のすべてを持っていた稀有のレスラーがキッドでした。
激しくて強くて、なによりもかっこよすぎた現役時代。その雄姿とはあまりりにも対照的な現在の姿がなおさら過去の映像を眩しくさせます。
デイビーボーイ・スミスの早過ぎる死。キッドをリスペクトしてプロレスラーになったワイルド・ペガサスのあまりにも悲しすぎる最期。
そしてキッド本人の現在。キッドとその周囲には栄光と儚さが同居しています。
だからこそリアルタイムで観ることのできた我々世代の心には今でもあのダイビングヘッドが躍動しています。そうキッドは永遠なのです。
1991年12月6日日本武道館、キッド突然の引退試合…のはずでした。
ところが2年後に復帰。

そして1996年10月10日みちのくプロレス両国国技館大会でキッド最後の来日。

しかしもうそこには少年が憧れ熱狂したあのキッ ドの姿はどこにもありませんでした。

みちのくプロレスはキッドのこの姿を知っていてオファーを出したのか?と恨みもしました。この試合によって私の中の永 遠のキッドが消えてしまったのです。
それから5年後にキッドの自伝である「PURE DYNAMITE ダイナマイト・キッド自伝」が発売されます。

この自伝には真っすぐで激しくて、

そして怖いくらいのプロとしての信条とプロレスへの愛が 描かれています。

それゆえの薬物摂取と椎間板の大怪我。

ついにステロイドの過度な摂取による心臓肥大によって倒れます。

ステロイドを止めても蓄積された体 へのダメージはもう手遅れでした。

歩行不能となり車椅子生活。そして何よりもショックなのは覇気のない虚ろな目。

ショービジネスの中で自らの体を張り続け た男の壮絶な生きざまの代償でした。

それでもキッドは言います。「どのレスラーもグレートだった」。
グレートはあなただよ、キッド。そうキッドは永遠なのです。

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