誰も知らない(ネタバレ)あらすじとそのラスト、ネグレクト事件の実話

今日は2004年の8月7日に公開された映画「誰も知らない」についてお伝えします。この映画は、是枝裕和監督の作品で1988年実際に起こった「巣鴨子供置き去り事件」というネグレクトの事件を題材にしている。

ネグレクトとは、児童虐待や育児放棄の事です。

この作品は実際に起こった事件が原型という事と、子役達の演技が素晴らしく、日本国内でも大変話題となり、主演を務めた柳楽優弥は2004年の第57回カンヌ国際映画祭で、史上最年少、日本人初の主演最優秀男優賞を受賞し、先品自体もキネマ旬報やフランダース国際映画祭で最優秀作品賞を受賞する、国内外で大きな評価を得た作品です。

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ネタバレストーリーとラスト

作品の概要

誰も知らない(Nobody knows)

2004年8月7日公開

監督、脚本、編集

是枝裕和

日本映画

141分

誰も知らない予告編

誰も知らない主なキャスト

明・・・・柳楽優弥

第一子 12歳 長男という事で、兄弟達の世話をする。

京子・・・北浦愛

第二子 推定10歳〜11歳 母親との思い出は以前母親に塗ってもらったマニキュア。

茂・・・・木村飛影

第三子 推定6歳〜7歳 人懐っこく明るい性格の男の子。

ゆき・・・清水萌々子

第四子 5歳

福島けい子・・YOU

母親 子供達の母親だが、父親は全部違う。

水口紗希・・・韓英恵

孤独な少女 推定14歳 明たち子供達と仲良くなり行動を共にするようになる。

ストーリー

画像:goo.gl/vUwX1Y

母親のけい子そして、長男の明の2人は大きなスーツケースを抱えて、新しいアパートに引っ越してきた。大家さんに挨拶する2人。「主人が海外の方に行っておりまして、基本的には2人でおりますので、よろしくお願いします」

しかし、引越し先に持ってきたスーツケースを開けると、中から小さな女の子と男の子が姿を現した。そして、しばらくすると、もう一人の女の子がこの部屋にやってきた。

この子供達、実はけい子の子供、大家さんに子供は1人と言っていたが、それは嘘、そして、この家庭が異常なのは、それだけではない、実は父親が皆んな別なのです。何故大家さんに嘘をついたのか?これは母子家庭でありながら、子供が4人もいるという事で、部屋を追い出されるかもしれない事からの嘘。

けい子は子供達に言います。

「大きい声で騒がない」

「お外に出ない」

子供達は存在していない事になっていた。学校や幼稚園にも行っていない。

なんと出生届すら出されていないのです。

それでも家族は仲が良く、皆んなでワイワイ食卓を囲んだりしていて、長男の明と長女の京子は小さな子供達の面倒をよく見ていた。

そんな家族の生活だったのですが、最初は外で仕事をして帰ってきていた、母親のけい子だったが、恋人ができ家に帰ってこなくなりだした。

そして、最後はその恋人と同棲を始め出て行ってしまう。

生活費を現金書留で送り、家に戻らなくなった。大人のいない、子供達だけ生活。送られてきたお金で生活のやりくりをする明だったが、やがてお金も送られてこなくなり、生活費もどんどん無くなっていき、電気や水道も止められてしまいます。

そんな時、不登校の中学生紗希と出会います。紗希は皆んなと打ち解け、紗希は散らかった部屋を訪れ皆んなと遊びます。

そこへ大家さんの奥さんが家賃の催促に訪れます。

なんとかやり過ごしますが、追い出されるかもしれない状況に、紗希は何とかしてあげる、お金を作ると言い出す。紗希は出会い系サイトでカラオケに行き1万円を稼いで、差し出します。明はその金を受け取りませんでした。

生活費が遂に底をついてしまいました。

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ラスト

明は焦っていた、そして不機嫌だった。押し入れの中の物を物色する明、押し入れの中の物を売ろうと思ったのだ。これに京子が激しく反対するのです。母との思い出を無くしたくなかったのです。

「もう帰ってこないんだよ!!」

家を出た明は野球をする少年達を見ていました。ずっと野球をやりたかった明、するとその野球の監督が声をかけてくれたのです。

野球をやって意気揚々と家に帰ってきた明を待っていたのは、動かなくなったゆき(清水萌々子)の姿だった。椅子から落ちて動かなくなったゆき、次の日ゆきは亡くなってしまった。

明は紗希を頼った。紗希にお金を借りに行った。

以前、ゆきに飛行機を見せてあげると約束したからです。その約束を果たす為だった。

紗希と部屋に帰った明、今になって母親から、お金が入った現金書留が届いていました。そして、「みんなのこと頼むよ」というメモが入っていた。

スーツケースにみんなで、ゆきを入れ、ゆきが大好きだったアポロチョコをたくさん入れて、約束の場所へ紗希と向かう。

やがて、羽田空港の近くの河川敷に着いた。

2人は、ゆきの亡骸を埋めた。

そして、2人で来た道を泥だらけのまま帰った。

無表情で歩き、モノレールに乗る明と紗希。

タテタカコの宝石が流れ涙を誘う。

タテタカコの「宝石」の動画がYouTubeにアップされていましたので、よかったら、どうぞ。

後日、コンビニでおにぎりを貰う明、コンビニの前で待つ京子と紗希、そして茂。

やがて4人は歩き出す。

空には、あの飛行機が飛んでいます。

ゆきも一緒です。

4人の後ろ姿がラストシーンです。

実際の事件

この映画は実際に起こった事件、巣鴨子供置き去り事件を題材にしています。この事件は東京豊島区で1988年に起こった事件です。子供の育児を放棄し、残された子供達だけで生活していた、大家から通報を受けた警察が捜査すると、押し入れから乳児の遺体が発見された。保護された子供達は栄養失調だった。

母親はニュースで報道されたこの事件をテレビで知って、出頭すた。母親は、保護責任者遺棄致死の罪で逮捕、起訴された。懲役3年、執行猶予4年の判決を受けた。

長男は養護施設に送られた。

長女と次女は母親が引き取ったが長男の消息は分かっていない。

ネグレクト事例

この様な育児放棄はネグレクトと言う。子供に対してどんな事をするのかというと、

■食事を与えない。

■病気になっても病院に連れていかない。

■下着など不潔なまま放置する。

■学校に行かせない。

など。

結論

この映画、素晴らしい映画でした。今また見返しても感動します。しかし、この映画の内容が実際に起こった事件というのが、心が痛みます。そして、いい加減な母親が執行猶予の判決を受けて刑務所に入っていいない事に憤りを受けた人も多いのではないでしょうか?

虐待を受けて死ぬ子供が昨今増えています。そんなニュースを見る事も多いのではないでしょうか。このネグレクト、人間ではなく、チンパンジー、ニホンザル、象、虎、ペリカン、その他動物にも見られる事なんだそうです。

生まれて来る子供に何も罪はありません。人間は猿や象などの動物ではないのだから、恥ずかしい事は辞めて欲しいですね。

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