乳がん、しこり、特徴ってあるの?勘違い?場所や大きさは?
胸にしこりが出来たんです。
これって、まさか乳がん?
まさか~!私が乳がんなんかに、なるはずないよね~
私の家系は、がんの家系じゃないし~
ただの思い過ごしでしょ!
なんて、言っていて数年後、乳がんと診断されて、
がんだと発覚した時には、もう既に全身にがんが転移していて、
手遅れです。
若いにも関わらず、お亡くなりになった。
なんて人が多いのだといいます。
やはり早期発見が一番なんですね。
今日は実際に、乳がんになった人の体験談を紹介します。
思い当たる人は、明日にでも病院に行って検査を受けていただければと思います。
それでは、お伝えしましょう。
自己診断は絶対にダメ!異変に気付いたらとにかく病院へ!!
昨年末、乳がんの診断を受けた。
体がスーッと冷たくなったが、思ったより落ち着いてることに自分が驚いた。
気付いたのはセフルチェックで指先にしこりを感じたからだ。
乳房下部を少し押し込むように指先で触れると、枝豆大のしこりがあった。
いや、まさか。
気のせいかも。
よく動くし、明日にはなくなっているかも。
癌なんて夢にも思ってなかったので、すぐに忘れてしまった。
ふとした時に思い出し、胸をさわってみる。
あ、まだある。
そんなこと状態で数ヶ月、実家の母から連絡があった。
姉が乳がんだと診断されたというのだ。
姉はしこりに気付いてから何年も放置していたらしいのだが、
驚いたことに転移はなさそうだということだった。
この時の症状は、胸のしこりに加え、
鎖骨下にできたおできがずっと治らず、服にまで膿が染み出てしまう状態だった。
たぶん、姉もネットで調べたりして乳がんの可能性を疑ってはいたと思う。
この状況になって初めて、自分の癌の可能性を疑った。
それでも姉と症状がまったく違うため半信半疑。
しこりに関しても、わたしのはつるっと丸い感じなのに対して、
姉は板ガムのような固いプレートっぽい感じだったというのだ。
そして姉は初めてしこりに気付いてから5年以上も放置して、今の症状が出ているのだ。
わたしは枝豆状のしこりが数ヶ月。
ネットでもいろいろ調べてみたが、わたしのとはしこりは乳がんのものと違うような気がする。
きっと乳がんと間違えやすい、乳腺の脂肪の塊だろう。
まだ様子見で大丈夫。
しこり以外には体の変調は一切感じられなかった。
痛みもかゆみも、だるさも、生理も、疲れ方も、いつもとなにも変わらない。
ただ、しこりが大きくなるスピードは驚くほど早くなっていた。
その時には、わたしのしこりは直径2センチほどのドーム状に、ポコッと皮膚表面にあらわれていた。
ネットには乳がんは大きくなるのが非常に遅いと書いてあった。
わたしは乳がんじゃないと確信した。
でも、このまま大きくなっていったらいつかは審美のため取ってもらうことになるだろう。
今は仕事が忙しいし、もう少し後でいいかな、と結局1年近くも放っておいた。
最終的に意を決して受診したときには、
しこりは直径4センチくらいにまで大きくなっており、皮膚表面は紫色に変色していた。
これまで痛みもなにも、大きくなる以外に、怪しいことはなにもなかった。
初めて病院に行ってから、1週間後に乳がんの診断を受けた。
先生からは、乳がんにもいろいろ種類があることを教えられた。
進行が遅い姉の癌に比べ、
単にわたしのは進行スピードがとても早い癌だったというわけだ。
もっと早く受診しておけばよかったという後悔は、
不思議と感じなかったが、
検査技師さんに『気付いてから1年近くも?!』と驚かれた時はさすがに恥ずかしかった。
今は、抗がん剤治療→手術を終え、来週から放射線治療に入る。
術前の抗がん剤とハーセプチンがよく効いて、
術後の病理検査結果もとてもよかったということでとりあえず安心している。
みんなに言いたいのは、いつもと違うことがあったらすぐに医者に行くこと。
心配しすぎることに怒る医者はいない。
でも、自己判断で診断を先延ばしにすることは、絶対に怒られる。
おかしいとおもったら、いや、
思わなくても、予防の意味でぜひ検診は定期的に行ってほしい。