アンビリーバボーの凶悪の先生とは?ネタバレラスト原作と映画の違いとは?

テレビ番組、アンビリーバボーでも取り上げられた、上申書殺人事件。

実はアンビリーバボーの放送を私は見ていません。

 

しかし、この事件はアンビリーバボーで放送されてかなり反響があった様です。

 

その番組内でも登場した、この事件の中心人物、冷徹な不動産ブローカー、

「先生」とはいったいどんな人物なのだろうか?

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アンビリーバボーで放送された凶悪の先生

死の錬金術師と言われる先生

その「先生」とタッグを組み、多くの人達を地獄に突き落としてきた、

殺人マシーンとも呼べる、凶暴な男、後藤良治の存在も忘れてはならない。

今日は、この二人について書いていきたいと思います。

 

と、いうのも、私はこの事件の存在を知ったのは、映画「凶悪」を見たからなのです。

映画「凶悪」で、その事件が見事に描かれていました。

 

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映画『凶悪』予告編

 

この映画はただ単に、怖い殺人事件を描いた単純な映画ではないので、

是非まだ見ていない人は見ていただければと思います。

 

今日お話する内容は、この映画の話だけではなく、

この映画の内容と、原作の違いをかなり詳しく解説します。

 

また、映画のラストも原作のラストも紹介するので、ネタバレがあります。

結末を知りたくない人は、離脱して下さい。

 

ではまず原作の話から。

 

私はこの映画の原作本「凶悪」を購入して読んだのです。

 

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本家「凶悪」とはどんな内容なのだろうか?

映画との違いはあるのだろうか?

と非常に心惹かれて、この原作を手に取りました。

 

原作は「凶悪-ある死刑囚の告発-」

新潮45編集部が作者となっています。

完全なノンフィクションです。

 

新潮45は新潮社が出版している月刊の雑誌です。

 

今回の凶悪以外で、

この雑誌の記事の内容で、話題になった事は、

■杉田水脈議員のLGBTに関する記事

■藤あや子の私生活に関する記事を書き、藤あや子から訴えられる

■作家の中村うさぎが風俗嬢の体験記を発表

■通り魔事件を起こした未成年の犯人の顔と実名を公表し、犯人から訴えられる

などなどです。

 

この本を私が読む目的はただ一つ、

映画と原作の違いを知りたかったのです。

 

映画はどうしても限られた時間で作品を作る為、

原作の世界観を生かし切れてない場合が多いと感じていたんです。

 

そして、原作の設定を少し変えてストーリーが展開される事が多い。

 

しかし、私はこの原作を読んで思いました。

 

ほぼ原作と映画は同じじゃないか!と。

 

ただ少しだけ違う所があります。

 

映画では、ピエール瀧が演じる須藤が、

3件の事件を告白するのですが、

 

なんと原作では、この3件以外の事件や、

 

未遂に終わった計画まで、本物の後藤は告白しているのだ。

先生と須藤のモデル

先生のモデル

三上静雄、茨城県日立市の不動産ブローカー。身寄りのない老人を殺し、

その財産を奪っていた。死の錬金術師と呼ばれる。

自分1人では何も出来ないが、悪知恵が働き、

残虐な性格。

 

監禁された人の苦しむ姿を見て、

喜んでいたとか、動物を虐待していたという話もある。

須藤純次のモデル

後藤良次、後藤組という暴力団の組長をしていた事もある。

ヤクザの世界でも、「大前田の殺し屋」と言われ恐れられていた。

(後藤が当時所属していた組みは今は消滅している)

 

刑務所仲間だった男を自分のメンツが潰されたという理由で、

全身ガムテープでぐるぐる巻きにして、川に突き落とし殺害、

 

また、男女4人を監禁、高濃度の覚せい剤で女性を殺し、

ハサミで男性3人を刺し、

火を放つという事件を起こし、死刑判決を受ける。

 

その後、ヤクザを辞め、三上と出会う。

 

三上から、不動産関連の仕事を学び、また美味しい仕事を回して貰い、

三上の事を「先生」と慕っていた。

 

悪知恵は働くが、暴力はさっぱりの三上、

暴力では誰にも負けないが、知恵が無い後藤。

この2人が結びつく事によって、とんでもない事件が起こって行ったのです。

 

この原作を読んでみて、この「先生」こと三上静雄は、

映画の「先生」よりも更にずる賢く、

たくさんの犯罪を行っているのだ。

 

映画では3つの事件即ち、

1.金銭トラブルから、相手の男性を三上静雄がネクタイで首を絞めて殺し、

その遺体を知り合いの会社の焼却炉で燃やして処分した。

 

2.広大な土地を持つ身寄りのない老人を生き埋めにして、

土地を奪い転売し大儲けした。

 

3.酒好きの老人を、その家族とグルで監禁して、酒を大量に飲ませ、

殺害してその保険金を手に入れた。

 

映画では、この3つの事件を既に死刑判決を受けているピエール瀧が、

告白し、その話を裏付ける為取材を行っていくという展開になっていったのを覚えていると、思うのですが、原作ではこの事件以外にも、三上静雄の周りでは不審な死を遂げている人が、

数人いたり、それ以外の人の殺害計画も書かれています。

 

映画の先生よりも、凶悪だ!

と思ったのが、原作の「凶悪」三上静雄の印象なのです。

原作を読んだ三上静雄の印象

「先生」こと三上静雄は、現在は60前後のオッサンです。

この凶悪の事件が明るみに出た時は、55歳でした。

 

兎に角、この先生の周りの人間はドンドン死んでいきます。

何故か不審の死を遂げていく。

死んでいく人は決まって、何らかの財産を持っている人。

 

そして、親兄弟、親戚などが全くいない孤独な老人か、もしくは、

その家族ともグルになっていて、決して証拠を残さない、

用意周到な殺人鬼で、殺しては財産をそっくりそのまま奪う、

とんでもないオッサンなのです。

殺人マシーン後藤が先生の犯罪を助長

後藤とは、この死の錬金術師と言われる、

三上静雄の殺人の実行部隊の隊長の様な人物、

元広域暴力団組長の男です。

 

この後藤良治という男は、人を殺す事など屁とも思っていない男で、

少年の頃から犯罪を繰り返し、

広域暴力団の組長となった、筋金入りの犯罪者です。

 

後藤はヤクザの組を一時期かまえていたが、立ち行かなくなり、

カタギになった。

 

元いたヤクザ組織の同僚から、三上静雄を紹介された。

 

後藤は不動産の事を勉強する為に、

三上静雄と接点をもった様です。

 

三上静雄と後藤良治は、水魚の交わりの如く、

どんどん親密になっていった。

 

それは何故か?

 

それはお互いが持っていない物をそれぞれが持っていたからです。

 

後藤良治には、圧倒的な暴力と狂気。

 

三上静雄には、金になる獲物の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚。

 

三上静雄は単なる中年のオッサンです。

とても喧嘩は強そうには見えません。

 

しかし、悪知恵は人の数千倍働くのです。

 

そんな、腕っぷしはからっきしダメだが、

やたら金に対する嗅覚が鋭い、

 

残忍な、サディスト三上静雄が、後藤良治という武器を持ったのです。

 

後藤良治は、三上静雄の事を先生、先生と言って立てて、

 

三上静雄も後藤良治に対して、「良治君、良治君」と言って、

可愛がり、後藤にまとまった金を与え、

後藤と内縁関係にあった女やその母親までも、

金を与えて、どんどん親密になっていった。

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画像:http://goo.gl/JByKPW

 

※後藤良治の内縁の妻を演じた松岡依都美、原作の内縁の妻も、

この映画と全く同じ雰囲気。

実にあっけらかんとしていて、映画の描写そのものでした。

後藤良治と別れてからの三上静雄(先生)

後藤良治は、途中で自分が犯した罪で逮捕されてしまいます。

 

それは、刑務所で知り合った暴力団組員を殺した事件と、

男女をマンションに監禁し、覚せい剤を射ち女性を死なせ、

他の男性をハサミでめった刺しにし、

火を放った事件が明るみになり、

逮捕されてしまったのです。

 

後藤は逮捕され、先生はシャバ。

 

実はこの3件の殺人事件以外にも、

先生と後藤が計画していた、

殺しが何件もあった。

 

しかし、その犯罪を実行に移す、

人間凶器とも呼べる後藤がいないのです。

 

三上はどうしたのだろうか?

 

実は、計画は殆ど実行される事が無かったそうです。

 

三上は、後藤がいなければ実行に移す事が出来ずに、

ことごとく計画は失敗に終わったといいます。

 

これは、ある人物の財産を奪う為に計画を練り、抵抗してきた場合は、

殺すと予め決めてその人物の元に向かったのだが、

計画時は三上は勢いが良かったが、

 

いざ実行に移す時にビビッてしまい、

 

結局は実行されなかったそうです。

 

これは、この未遂に終わった計画に立ち会った人物が証言している話です。

 

単なる、臆病なオッサンだった様です。

 

この三上静雄が起こした事件は、圧倒的な暴力で実際に実行していく、

後藤良治の存在が大きかった様だ。

凶悪の映画化

映画が公開されたのが2013年9月

監督は、「日本で一番悪い奴ら」や「狐狼の血」などの作品で知られる、

白石和彌(しらいしかずや)です。

 

この映画で監督の白石和彌をはじめ、

先生という冷酷は犯罪者を演じた、リリー・フランキー、

そして、凶暴な死刑囚を演じたピエール瀧が、

各映画賞で賞を独占しました。

 

凶悪事件なんで怖い映画じゃないの?

と思ってしまうのですが、違います。

単なる怖いだけの映画ではありません。

また、極端にグロテスクな描写はない映画なので、

とても見やすかったです。

凶悪のあらすじ

スクープ雑誌の明潮24に東京拘置所にいる、

死刑判決を受けた男から手紙が届く。

 

男は殺人事件を起こして、死刑を求刑されている凶暴な犯人、

須藤純次(ピエール瀧)という名前だった。

 

この須藤に会いに記者藤井修一(山田孝之)が会いに行きます。

 

須藤は既に死刑判決を受ける程の事件を起こしていますが、

実は警察も知らない、3件の殺人事件の余罪がある事を告白する。

 

そして、その事件の中心人物は、まだ逮捕される事なく、

一般市民と同じ様に生活している。

 

その人物は、自分がかつて、

先生と呼んで、慕っていた男だと言うのです。

 

藤井は最初、須藤の話を聞いて、半信半疑だったが、調べていくうちに、

須藤の話は本当である事に気付きはじめる。

 

須藤は編集長から、話題性が薄いから、

調査は止める様に指示されるが、

藤井は事件の捜査にのめり込んでいく。

 

そして、執念で先生と呼ばれる男に近づいていく。

凶悪のキャスト

出典:goo.gl/sqdZLp

山田孝之(藤井修一)明潮24の記者、須藤の事件の裏付けを取る為に、

事件を調査する。家族は、妻と認知症の母親の3人暮らし。

調査に没頭する余り、家庭がおろそかになっている。

出典:goo.gl/f8GoME

ピエール瀧(須藤純次)元暴力団組長で、殺人で死刑の判決を受けている。

まだ、刑は確定していない。先生に復讐する目的で、

3件の殺人事件の余罪を告白する。人を殺す事を屁とも思っていない。

出典:goo.gl/JqQLTk

木村孝雄(リリー・フランキー)須藤から先生と呼ばれる不動産ブローカー、

財産を持っている老人を殺し、その財産を奪う、「死の錬金術師」

出典:goo.gl/8nmQgD

藤井洋子(池脇千鶴)藤井の妻、認知症の母親の世話を1人で行なっているので、

疲れ果てている。藤井に不満を漏らす。

出典:goo.gl/s9eqi5

小林且弥(五十嵐邦之)須藤の舎弟、須藤に忠実な男で、

須藤の為なら殺人もこなす。

出典:goo.gl/nCAyGz

松岡依都美(遠野静江)須藤の内縁の妻。1人娘きらりがいる。

須藤に愛情を注ぐ。

 

斉藤悠(日野佳正)木村の事務所に寝泊まりしていたが、

須藤に預けられ須藤の舎弟になる。

 

米村亮太郎(佐々木賢一)須藤の刑務所仲間、須藤に嘘をついていた為、

須藤に裏切ったと言って殺される。

 

吉村実子(藤井和子)藤井の認知症の母親。藤井の妻のストレスになっている。

 

ジジ・ぶぅ(牛場悟)電気設備の会社の社長だが、

大きな借金を作ってしまう。酒好きでだらしない。

家族からも疎まれている。酒を大量に飲まされ殺される。

 

白川和子(牛場百合枝)社長の牛場の奥さん、

保険金目当てに主人の殺害の依頼をする。

 

村岡希美(芝川理恵)明潮24の編集長、

藤井に話題にならないので、調査を止める様に言ってくる。

 

廣末哲万(牛場利明)牛場の娘婿、家族で木村に父親の殺害を依頼する。

 

原扶貴子(牛場恵美子)牛場の娘。

 

九十九一(福森孝)木村に身寄りのない老人を紹介している男、木村達の共犯者。

凶悪な演技が話題に

この映画は、死刑囚のピエール瀧演じる須藤の情報を元に、

記者の藤井が3件の殺人事件の痕跡を調べていくという話になっています。

 

その事件、まさに凶悪です。

 

須藤が相手を殺す時に言うセリフ。

 

「よし、ぶっこんじゃお!」

 

このセリフを言われた人達は、

次々と須藤にぶっこまれて(死んで)いきました。

凶悪な3件の事件とは?

1つ目の事件

先生(リリー・フランキー)が金銭トラブルが原因で、

首を絞めて殺した男を、

知り合いの会社の敷地内にある、焼却炉で燃やして死体を処分した。

 

カッとなって、ついつい相手をネクタイで絞め殺してしまった先生は、

家でセックスしている須藤に電話する。

 

セックスが終わった須藤は、先生の事務所に車で来てくれました。

そして、先生を慰めてくれます。

 

「しょうがないよ先生〜、

人間なんて、簡単に死ぬんだから〜」

 

「俺も、対立していた組の組長、

撃った事あるんだけど、コロッと死んじまいやがんの〜」

 

「ぶっこんじゃお!」

 

という事で、知り合いの社長の所に、

焼却炉がある事を思い出しそこへ向かう。

 

死体を持ってこられた社長も、大迷惑だがお構いなし(笑)

 

この時、焼却炉の奥行きが予想より狭かった為に、

須藤は死体をナタで、短く切って、焼却炉に入れた。

 

そして油をかけて、火をつけ燃やす。

 

先生「肉の焼けるいい匂いがする」

須藤「喰いたくなっちまうな」

出典:goo.gl/44Kzsz

ひと仕事終えて、ゆっくり一服する2人。

っておい!

 

2つ目の事件

土地を持っている身寄りのない老人を生き埋めにして、

その土地を名義変更して、売却した。

 

九十九一演じる福森は身寄りのない老人を先生に紹介する係です。

目的は、この老人が所有している土地。

 

この老人を殺して、土地を奪おうというのです。

 

以前、死体を処理した焼却炉がある会社の社長に、

また借りようと電話しますが・・・

 

「また、死体燃やすから、焼却炉貸してよ」

 

って!、ノリ軽っ!

 

相手の社長もビビって、この話は断られてしまいます。

出典:goo.gl/TaHwVn

 

先生は自分の使ってない土地に、

この老人を埋める事を、思いつきました。

 

「よし、ぶっこんじゃお!」

 

須藤は老人を殴り倒すと、車に乗せ、先生の土地に運びます。

老人は生きたまま、埋められてしまいました。

先生は老人の土地を売り、大儲け。

 

「順次くん、何でも好きなもの買っていいよ」

 

3つ目の事件

借金のある電気設備会社の社長の保険金目的で、

アルコール度数がきつい酒を一気に飲ませ殺した。

 

借金まみれの電気設備会社の社長には、保険がかけられていた。

実はこの社長、酒好きが祟って、入院して死ぬと思われていた。

 

家族も保険金を宛にしていて、死ぬのを待っていたが、

社長は元気になって戻ってきた。

 

計算が狂った家族は、先生に殺害を依頼する。

この社長には数千万の保険金がかけられていた。

 

先生と須藤は、強い酒をどんどん飲ませる。

 

また、須藤はスタンガンや、コンセントの先をむき出しにした、

電気ショックで、社長を痛めつける。

 

社長が苦しむ様子を見て、ウケまくる先生。

出典:goo.gl/ZY3q4d

途中まで、我慢していた先生だったのですが、

スタンガンで、苦しむ社長の姿を見ていると、我慢できません。

 

スタンガンを持っている、須藤の舎弟五十嵐に、

「五十嵐君、僕にもやらせて」

スタンガンで容赦なく、ビリビリ攻撃をします。

 

フラフラになる社長。

 

スタンガンで、社長を散々痛めつけた後、

 

96度のお酒を持ち出して、はしゃぐ先生。

 

 

「これ、危ないよ〜」

出典:goo.gl/8q73Gq

社長の口に瓶を突っ込み、一気に酒を流し込む。

社長は息絶えたのです。

リリー・フランキー、ピエール瀧、2人の演技

リリー・フランキーとピエール瀧は、長い付き合いの友達です。

普段から一緒にお酒を飲んだり、

遊んだりしている仲です。

 

この3つ目の殺人のシーンは、

極力2人で飲んでいる雰囲気そのままで、やって下さいと、

白石和彌監督はリクエストしたそうです。

 

リリー・フランキーとピエール瀧の仲の良さが伝わってきますね。

まるで、おもちゃを与えられた様に、スタンガンを持ち、

 

痛めつけるリリー・フランキーの演技が、

先生という人間の異常性を表現するのに成功しています。

映画と原作のラストの違い

この映画、山田孝之演じる、

記者の藤井は執念の取材で、リリー・フランキー演じる、

殺人事件の犯人を追い詰めていきます。

 

執念の取材と簡単に言っていますが、

それは、とても大変な取材でした。

 

というのが、藤井は独り者ではありません。

 

奥さんと認知症の母親が家にいるのです。

 

奥さんは母親の世話に疲れはてて、愚痴をこぼしまくります。

そして、すっかり老け込んでいます。

出典:goo.gl/ZAZH5Q

家の事は後回しにする藤井に対して、切れる寸前です。

というか、離婚届に両方の名前がもう書いてあります。

 

また、藤井が所属する雑誌の編集長は、

犯人が不動産ブローカーで、

殺人を犯して、金を儲けるという話に面白みが無いので、

売り上げが上がらないと言って、藤井の取材を止める様に指示してきます。

 

しかし、藤井は止まりませんでした。

それは、何かに取り憑かれた様な取材でした。

 

というか、取材というよりも、死んだ人達の復讐をする様な感じです。

 

そして、それを雑誌で記事にします。

 

その記事が元になって、警察が動き、

リリー・フランキーは逮捕されます。

 

藤井の取材が実を結んだのです。

 

犯人逮捕後、この事件を告白した、

須藤(ピエール瀧)に会いに行ったのですが、

須藤は、先生が逮捕されて、満足したのか、

 

俳句やペン習字を始めるて、

生きてる実感を感じるなんて、ニコニコしています。

 

更に「自分なんかの為に、

警察や藤井さんが動いてくれた、それだけで十分です」

とまで言う。

 

何故なら、木村は逮捕されたが、

3件の殺人のうち立件できたのは1件だけ。

 

1件の殺人では、木村(リリー・フランキー)を死刑に出来ません。

 

藤井「それではだめです、木村は死刑にならない、
それ相応の罰を受けるべきです。あなたの復習はこれからです」

 

そして、法廷で木村と須藤の直接対決。

 

須藤は木村の事を殺人鬼と言い、

人の死をお金に変える錬金術師だと告発した。

 

更に須藤の裁判で、情状証人として証言に立った藤井。

証言を終えて退廷しようとした時に、須藤がこんな言葉を発します。

 

「被害者の方は戻ってきませんが、残された人生でつぐない
歩いていきたいと思います」

 

この発言に対して、藤井は足を止めます。

 

そして、須藤に対して、死んでいった人の為にも、

生きていてはいけない!

 

この世で喜びなんて、感じるな!生きてる実感なんて感じるな!

と激しく訴えて、法廷から、警備員に押し出されます。

 

そして、いよいよ、木村との面会の時が訪れます。

出典:goo.gl/epzHZy

 

藤井「やっと会ってくれましたね、

あなたは、これ以外にも、人を殺してますよね」

 

木村「あんたが、そう言うんだったら、そうなんだろ?」

 

木村「でも、私は無期懲役だ、死刑じゃない、それが現実だ、生きてる」

木村はニヤリと笑った。

 

出典:goo.gl/rWXTkU

「私は取材を続けますよ、まだこの事件は何も終わってない、

そうでしょ?」

 

藤井は木村を死刑まで、

追い詰める決意である事を表明する。

 

この言葉を聞いて木村は言う。

 

「ひとつ教えてやる・・・

私を殺したいと強く願っているのは、被害者でも、

 

おそらく須藤でもない・・・・」

 

そして指差した。

 

それは、藤井の顔だった。

 

(終わり)

原作の終わり方

この作品の事件に関する事や登場人物は、原作と同じです。

原作では、更に先生達は色々な事件に関わっている事が分かります。

 

映画にする為に、それらの事件は割愛されています。

 

あえて分かりやすい様に、

この上申書の3つの事件に焦点を当てて作っています。

 

なので、本物の犯人は、映画以上に凶悪だったという事です。

 

また、映画では客観的に事件を見る、視聴者の視点として、

記者の藤井(山田孝之)が出てきて家庭も顧みず、

先生(リリー・フランキー)を追い詰めていきますが、

 

取材した記者のその様な描写は出て来ません。

藤井のキャラクターは、

映画を面白くする為のキャラクターだったのです。

 

なので、映画では須藤(ピエール瀧)に対して、

あなたは、生きてちゃいけない!と法廷で詰め寄ったり、

先生と面会して、

私を一番殺したいと思っているのは、

お前だと指摘されるラストシーンがありますが、

それは、映画版の完全なオリジナルです。

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