不審者の特徴とは?不審者に連れ去られそうになった人に実際に聞いてみた、実録体験談
世の中物騒である。
つい最近も私が住む大阪で、何の罪もない中学生の少年少女が、
犯罪に巻き込まれ、遺体となって発見された。
この事件の犯人は、45歳の男で気の弱い、余り目立たない男だったと、
この男を知っている人はインタビューなどで語っていた。
子供を持つ親としては、心配である。
最近私の家の近所でも、子供達の通学に親が立ち会って見守ったりしていて、
昔と比べると、一見過保護では?と思ってしまう位だが、
連日テレビのニュースを見ていると、子供が犯罪に巻き込まれる事も多い為、
子を持つ親の対応としては、当然なのかもしれない。
そんな世の中だからだろうか?
ただ道を歩いていただけで、不審者扱いされて通報された人とか、
疑いの目で見られて嫌な思いをしたなんていう、体験談をネットの掲示板に書き込む人もいる様だ。
不審者が現れる時は実際にどんな感じなのだろうか?
また不審者の特徴とはどんな感じなのだろうか?
なんて思い立って、このブログで過去に、不審者に連れ去られそうになった経験のある人に、
インタビューを試みた。
当然今回語っていただいたお話は、全て実話で子供の頃連れ去られそうになった体験談だ。
子供の時の声をかけられた時の心理を生々しく語っていただいたので、
是非読んでいただきたい。
連れ去られそうになった体験
私が小学校5年生になった頃の出来ごとです。
私が住んでいる街は、比較的治安もよく、
学校から自宅までの道のりは明るくひらけている通りしかありません。
人通りも多く、夜間でも街灯が多い場所です。
学校から自宅までは、国道をまっすぐ10分程歩いた場所にあります。
その頃、
よく小学校では「不審者が出ましたので、不審者に気をつけましょう」と先生たちが言っていました。
毎月発行される学校新聞などにも書かれ、保護者達の目にもとまっていたと思います。
当時は、実際にどのような人が不審者なのか、
どういうことをしていたら不審者なのか、どういうことをされるのかが想像出来ず、
どのような状況になったら危ないのかということも、
先生や大人の話では考えることも出来なっかったのだろうと思います。
そのような状況で、ある日、
学校から帰宅途中で車から降りてきたお兄さんに声をかけられました。
その頃のことを思い出すと、20代後半~30代半ばくらいで、
好青年というか、声をかけられても怖いという印象がありませんでした。
その男は、「○○に行きたい」と道を尋ねてきて、
小学生ながら丁寧に場所を説明しましたが、
その説明ではわからなかったようで、
「車のナビを見てくれない?」
と行って来たのです。
今でこそ危ない状況だと思うのですが、
当時はナビを見ればわかりやすく説明出来るかも、という気持ちでいました。
そのまま、車に乗り込んでしまったのです。
その男は、車のドアを閉めるとゆっくりと車を発進させたのです。
聞かれた場所はどこだったか忘れましたが、
そう遠くない場所だったので、
「着いてきてくれる?」という問いにも、不信感を抱かず道順を説明していました。
その後、近所に家があるなら送るよ?と言われたことにも安心してしまったのかもしれません。
車が信号待ちをしていたとき、たまたま近所に住んでいる伯母が私に気づきました。
外に出てきて、車をノックすると、
車を運転していた男が道を案内してもらったというようなことを言っていましたが、
伯母が後部座席のドアを開け、私を引っ張りだしました。
その後、伯母から色々と状況を聞かれ、こっぴどく叱られたあと、
両親に連絡してもらい、両親から学校・警察へ連絡がいきました。
「知らない人にはついていかない」とずっと言われていても、
言葉巧みに誘ってくれば、小学生でそれが高学年だとしても、
車に乗せることは簡単なことではないかと、今になって実感します。
犬の散歩の途中、車に連れ込まれそうになった時の話。
これは、私が小学生4年生の時の話です。
私の家は地方の田舎ですが、
幼稚園や小学校、中学校が一纏まりに建っていて、
そこから徒歩約15分という恵まれたところにありました。
なので、学校の行き帰りは一人でも親は心配していないようでしたし、
放課後も小学校で友達と約束し遊びにいっていました。
だけど、今思えば決して安全な道ではなかったと思います。
学校を出て家まで大きな一直線の道を歩く時はいいのですが、
それから人気のない細い道を5分くらい進むのです。
この人気のない道を帰っている時、
知らない車に声をかけられたことがありました。
私は既に4年生。
知らない人に声をかけられたら注意をすることを学校でも家でも教えられていたので、少し警戒しました。
知らない人は、知らない真っ黒い車から窓を開けて声をかけてきました。
私が立ち止まると、道を聞かれました。
確かにこの辺りは田舎で、目じるとしいえば学校くらい。
道に迷ってもおかしくないなと思い、話を聞くと、私の通っている●●小学校に行く道を聞かれました。
それなら私でも説明できると思ったので、
この道の角をまがり、
真っ直ぐ行くと小学校だと教えると、今度は何年生か聞かれました。
4年生だと答えると、知らない人はわかったといって車を走らせていきました。
知らない人に声をかけられて緊張した私は、
だんだんこの人気のない道を帰るのが嫌いになりました。
だけど、この道を通らないと家に帰れないし、
この道を通る同級生がいないので、
仕方なく少し早足で帰るようになりました。
だけど、それから知らない人に声をかけられることはなく、安心していました。
そしてとある休日、
夕方犬の散歩に一人で出掛けると、また知らない車が隣にとまりました。
黒い車でしたが、同じ車かどうか私にはわかりませんでした。
また窓があいて、知らない人にシェルティという犬を知らないかと聞かれました。
飼っていた犬が迷子になってしまったそうなのです。
私は知らない車と知らない人にドキドキしていましたが、
シェルティは私が散歩していた犬と同じ種類なので、この子もシェルティだよと嬉しくなっていいました。
すると、よく見せてといわれました。
私は見せた方がいいのかな?
と車に少し近づくと、知らない男の人の手がのびてきました。
腕を捕まれそうになった瞬間、遠くで母親の叫び声がしました。
知らない車がとまっているのをみて、心配して見に来たようです。
母親の声が聞こえたとたん、男の人は手を離しすぐに車を走らせて行ってしまいました。
このあと母親には知らない人と話したらよくないと怒られました。
だけど、
犯罪者は少し相手に気を遣えるようになる程度の年齢の子を狙ってくるんだと学びました。
大人でも、知らない人に話しかけられたら、不審に思っても無視は出来ませんよね。
ある程度の年齢に達した子供も同じ。
だけど、子供は大人に比べて圧倒的に力がないので狙われるのだと思います。
また、大人にとって大事なことでも、
子供にとってはそうではなく、案外親に報告しないケースも多いです。
なので、
親からのコミュニケーションは大事なものだと自分の経験から学びました。
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