白鬚田原神社・どぶろく祭り、大分県の祭り10月、アクセス方法や楽しみ方

2019年11月21日

1300年の歴史を持つ大分県杵築市大田村『白鬚田原神社・どぶろく祭り』

大分県が誇る奇祭の1つに数えられる杵築市大田村の『白鬚田原神社・どぶろく祭り』は、

1300年以上も続く秋の伝統の有る大祭です。

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毎年、10月 17~18日の大祭に併せて氏子達によって仕込まれた『どぶろく』の五穀豊穣を感謝して、

神様に捧げるという神事が710 年(和銅3年)から1300年以上も続いている独特の秋祭りです。

 

1300年前と言えば本州や九州では奈良時代の初めになります。
現在の大田村は平成の大合併で誕生した現在の杵築市に編入されましたが、

それまでは県内の人でも何処にそんな街が有るのか知らない人もいました。

 

普段は閑 散とした農業だけの静かな街ですが、

しかし秋に開かれる『白鬚田原神社・どぶろく祭り』だけは知っている人も多く、お酒好きな人にはたまらないお祭りです。

 

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白鬚田原神社・どぶろく祭りアクセス方法

 

JR宇佐駅から車で30分

 

車の場合は、日出バイパス日出ICから国道10号線経由25㎞

 

この祭りは地域の豊作や無病息災を願う祭りで、

毎年、県内外からの大勢の参拝者に新酒の乳白色の『どぶろく』が振る舞われます。

 

2日間開かれる大祭では、

現在では数万人の来訪者が見込まれています。

 

その殆どの参拝者は自家用車に乗ってやってきます。

しかしその人たちは振る舞われる新酒の『どぶろく』は飲め ません。

 

それは飲んでしまうと飲酒運転に繋がる危険が有るからです。

 

その為に知恵を絞って考えたのは、お持ち帰りが出来る様になりました。

その為の振る舞 いは午前9時から午後5時までと決められました。

また飲酒運転防止の為にJR杵築駅と結ぶ送迎バスを運行しています。
ここで醸造される『どぶろく(濁り酒)』は、

発酵させただけの白く濁った酒を言います。

 

 

醸造は祝組(ほうりぐみ)、

神元(じんがん)、

杜氏(とうじ)の3者が一緒に境内の醸造庫で作り神前に供えた後に一般参加者へ振る舞いが行われます。
その為にここで振る舞う『どぶろく』は、

国税庁から醸造の許可を得て境内の醸造庫で造られた『濁り酒』を振る舞います。

 

大分県内はここだけで、九州でも珍しく酒税額を決める税務署の検査を受け、

味見や神事の口開式を毎年10月上旬に済ませた上で秋の大祭本番を迎えています。
そこで酒の醸造そのものが許可なしでは造られない現法の中で、

この祭りがここまで続けてこられたのも、

古来からの伝統を中断することなく長い期間に渡って 受け継いできた為と言われています。

 

その為に神社の氏子達は9月25日の『醸造始めの儀』に始まり、

古来から少しも変わることなく伝えられて来た伝統の儀 式に則ってしめやかに醸して行きます。
そんな歴史と伝統の誇る『どぶろく』を頂きながら、

古の時代から今日まで続いた地域の人たちの篤い信仰に触れるような、

そんな祭りでも有ります。この日になると遠くは佐賀県や福岡県からも団体客が訪れたりします。

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