松たか子の映画「告白」あらすじ(ネタバレ注意)ワースト映画に選ばれた理由、感想も紹介

松たか子の映画告白のネタバレ解説と感想

松たか子主演の映画「告白」は、

湊かなえのベストセラー小説を映画化した作品です。

簡単にあらすじを紹介すると、

この物語の主人公が松たか子演じる、

シングルマザーの教師、森口 悠子です。

 

映画はある中学校の終業式後のホームルームから始まる。

ガヤガヤと騒がしい教室で、

淡々と松たか子が生徒達に語りかけるシーンからこの映画は始まります。

 

感情を殺し、抑揚(よくよう)もなく、

ただ淡々とした口調で語っていく松たか子の言葉から、

衝撃的な展開へと発展していく。

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画像:http://goo.gl/bPkLPo

この物語は、松たか子演じる主人公の幼い娘が、

松たか子が担任を受け持つクラスの男子生徒2名から殺害されたと、

クラスの生徒達に告白するところから始まります。

 

娘の死は事故として処理されていたのですが、

悠子のクラスの生徒二人によって行われた殺人だったと話始めます。

 

この映画は、殺人やイジメなどが描かれている為、R15+指定の映画となっています。

 

まず、映画の概要を紹介しましょう。

この動画は映画「告白」の予告です。

映画「告白」劇場予告

 

公開 2010年

監督 中島哲也

出演者

主人公の女教師 松たか子

松たか子が去った後に、担任になった空気を読めない熱血教師・・ 岡田将生

松たか子の娘を殺した少年の共犯者、少年Bの母親 木村佳乃

主犯の少年Aの父親 新井浩文

松たか子の夫 山口馬木也

 

映画「告白」のキャストについては、こちらの記事で詳しく書いています。

能年玲奈がヤバ過ぎる!映画「告白」のキャスト、橋本愛や芦田愛菜も出ていた映画のキャストを紹介

 

 

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この映画の評価

この映画は実は賛否両論あって、評価が割れています。

公開された年の興行収入では第7位を記録して、

日本アカデミー賞では4冠を達成しているのですが、

映画雑誌「映画芸術」では2010年に公開された映画の、

ワーストワンの映画であるという位置づけでした。

 

このワーストワンの理由とは、

松たか子が淡々と語る長いセリフの部分が、

映画的ではない、というところだったそうです。

 

確かにこの映画は松たか子始め、キャラクターが、

BGMをバックに淡々とセリフを語っていき、

また映像もテレビのコマーシャルの様な映像を流す手法がとられています。

(これは実際に見ていただければ納得いただけると思います。)

それが始めから最後まで貫かれています。

 

斬新ではあるのですが、

そこが評価されなくてのワーストワンという事らしいです。

R15+指定だけど気持ち悪い内容か?

映画告白は、イジメや暴力シーンを描いている為に、R15+指定になっています。

血が飛び散ったりとか、気持ち悪いシーンが多いんじゃないか?

と心配して、まだ見ていない人もいると思います。

 

確かに、この映画は娘を殺された母親の教師が、

復讐するという話なので、テーマその物が過激と言えます。

 

また、作品の中で同級生を虐めるシーンや、

共犯の少年が、母親を包丁で切りつけて殺すシーンがあります。

このシーンは切りつけている、少年の顔に血が飛び散ります。

 

ただし、映像的にそれ程過激には見えないはずです。

 

というのも、先ほどの評価の所で書きましたが、

この作品の映像は、通常の映画の描写と違い、

独特な手法を取っているので、

(テレビコマーシャルの映像を流す様な手法)

気持ち悪いという怖さは、余りありません。



ちょっとネタバレ

松たか子演じる森口 悠子は冒頭、生徒達全員に牛乳を飲ませる、

もっともらしい理由をつけて飲ませるのですが、実はその理由はウソです。

 

なんと、自分の娘を殺した生徒2名の牛乳にだけ、

HIV患者の血液を混入していたのです。

 

命の重さを知ってもらう為にが理由である。

それを発表するとクラスはパニックになります。

 

松たか子演じる森口 悠子の娘を殺害した、

主犯格の少年Aは、優秀な母親に強い執着心を抱いていました。

 

母親は優秀な研究者であったのですが、

夫と少年Aを捨てて、家を出て行ていきました。

 

少年Aはそんな母親に認めてもらいたいと常に思っていました。

 

逆に父親(新井浩文)の事をバカだと思っています。

 

少年Bの母親役の木村佳乃は、超過保護で少年Bの事を溺愛していて、

人の娘を殺した息子を被害者だとさえ思っています。

 

木村佳乃は最終的に少年Bに殺された。

更にネタバレ結末の考察

この章では、この映画の結末に関する事を書きます。

まだ、見ていない人は、この項目を飛ばしてください。

 

この映画を観終わった後に、湧いてくる疑問についてと、

その答えも書きますので、

見る前に読んだら、せっかくの映画が台無しになってしまいます。

 

この映画告白のラストシーンは、

原作とは違う終わり方をします。

 

松たか子演じる森口先生の復讐相手である、

少年Aは爆弾を作り、学校でその爆弾を爆発させようとしていた。

しかし、森口はその爆弾を少年Aが愛する母親の元に持って行きます。

 

少年は爆弾のスイッチを押すが、学校では爆発しない。

森口は少年に自分の母親を、自分の手で殺させたのです。

 

自分が母親を殺したと知らされた少年Aは、

その場で座り、泣き崩れます。

 

そこへ現れた森口は少年Aに対して、

「これから、あなたの更生の第一歩が始まるのです」

そして、最後に、

「なーんてね」

と言ってこの映画は終わります。

この映画を見終わっ時に、ある疑問が浮かびます。

 

それは、ひょっとしたら、森口は母親の所に、

爆弾を持って行ってないんじゃないか?と、

少年Aを更生させる為に、母親の所に爆弾を持って行ったと、

嘘をついたんじゃないか?と、

まさか教師が、母親を殺すか?

という疑問が湧いてくるのです。

 

しかし、この映画のラストをよく見てみると、

分かると思います。

 

それは、母親は間違いなく死んでいる事が。

 

ラストシーン、少年Aの髪の毛を掴みながら、

「なーんてね」

というセリフの前の松たか子の表情を見ると、それが分かると思います。

泣き顔から、ニッコリとする笑顔に変わります。

 

森口先生は、この少年の更生などという、

綺麗事よりも、復讐を優先したのです。

 

余りピンと来ない人は、

もう一度映画を見直していただければと思います。

映画告白の監督

映画告白の監督は中島哲也さんです。

中島さんは、この告白以外にも、

「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」

「乾き。」などのヒット作を連発する、人気の映画監督です。

 

中島さんは、この告白の原作小説を読んで、

その結末に感銘を受けた。

 

ラストは、このキャラクターは、結果どうなったかとかの、

説明は一切無く終わっている。

 

読者が色々と考える様な終わり方。

ある意味、読者が置き去りにされる終わり方なのです。

 

で、監督はこの原作を読んで、

映画で、結論を描く事はせず、

演出表現を排除して、

登場人物達に注目が集まる様な手法を取り入れました。

原作をリスペクトした作り方という事ですね。

 

また、この映画で森口役演じた松たか子の演技力には、

とても驚いたと語っており、

松たか子が自分がリクエストした演技を完璧にこなす為に、

逆に松たか子の実力を100%引き出したら、

もっと凄い演技をするんじゃないかと、

自分の演出の力が不安になったと、告白している。

 

では、最後にこの映画を見た人の感想を紹介します。

3名の方に語っていただきました。

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この映画の感想

この映画を見た感想を3人の方に聞いてきましたので、紹介します。

人の弱さと松たか子さんの演技力を痛感

松たか子さんが主演で、このインパクトのあるタイトル。

それだけで興味を惹かれましたが、

幼い子供が学校のプールで殺されるというストーリーに、

ちょうど同じ年頃の娘がいたので辛くて見れないと一度はあきらめました。

 

娘もその子と重ねてみる年齢ではなくなってきたので、

先日思い切ってみたところ、

松たかこさんの淡々と物静かながらも、

着々と生徒を追い詰めていく鬼のような復讐劇に、

どんどん引き込まれました。

 

殺意はあったけれど殺していない少年Aと、

殺意はなかったけれど殺した少年B。

でも実際にはBは、少女が目を覚まして、

生きていると気づいたのに、

Aにできない「殺人」を自分はできるところを見せたいという、

ただの自己顕示欲で少女を殺してしまっていた。

 

あれには衝撃を受けました。

人の心はなんて醜くて弱いのか。

それともそういう誰かより優位に立つために、

弱い立場のものに攻撃を加えるのは、

人の動物的な本性なのかもしれないと思いました。

 

本当は人にはそういう動物の本能のような黒さがあるのに、

知識や教養がそれを隠しているだけなのかもしれません。

 

逆に娘をを殺された森口先生はなんと強い人でしょう。

取り乱したりせず、冷静に相手と向き合い、

相手を丸裸にしていきます。

 

森口先生は実際にはHIVに感染した旦那様の血を、

犯人の牛乳に混ぜていないと思います。

 

爆弾も犯人の母に渡していないか、

渡したとしても爆発しないのではないかと私は思います。

 

人としての強さをもつ人だと思うし、そうあってほしいです。

 

森口先生は、実際に手を下さず、

ただ話をすることで、少年は思い通りに追い込まれ、

確実に復讐を遂げたのだと思います。

 

でも、どんなに完璧に復讐しても娘は戻らない。

あの幸せな時間は二度と手に入らない。

その空しさを肌身に感じて、たまらなく悲しくなりました。

 

実際に起きる犯罪も、きっかけや理由はえ?そんな理由で?

と思えるような些細なことで、

その誰かの心の弱さや相手を思いやる想像力が、

欠けることで起きているのだろうな。

 

でも、そのちっぽけなきっかけのせいで、

被害者も加害者もその周りの人たちも、

二度と平穏に暮らすことはできないのだから、

そんな悲しいことは起きてほしくありません。

 

ゼロにすることは無理でも、

少なくともまず私にできることは自分の子供たちを心の強い、

想像力をたくましい子供に。

 

何か行動する前に結果を想像できる子供に育てることだと思いました。

独特なテンポと役者の演技に魅了されます

映画が始まってすぐに引き込まれました。

松たか子の演技力と、この映画の独特なテンポのせいだと思います。

最初はほとんど松たか子の語りのみです。

 

生徒達の事にさりげなく触れながら、

自分の娘が殺されたことを松たか子は淡々と話をするのですが、

感情的になるだろう場面で、

冷静さを見せられたのでなんだか恐ろしくなりました。

 

この映画では松たか子が感情的になるシーンがほとんどありません。

淡々と復讐をしていく様子を描いています。

 

確実に娘を殺した犯人を追い詰めていきますし、

不幸になる人間が出てきます。

 

お話自体明るいものではないし、

復讐劇なので恐ろしいのは恐ろしいのですが、

不思議なことに気分が悪くなるような、

こちらも暗くなってしまうようなことはありませんでした。

 

むしろ悲しくて涙をするというより、考えさせられる映画でした。

 

松たか子は劇中で泣き崩れるシーンがあるのですが、

これまで淡々と心を殺すように行動してきた彼女が、

見せた人間らしさに色々なことを考えました。

 

なにをどのように思っているのか。

 

復讐することについてどのように考えているのか。

 

彼女の口から多くは語られなかったのですが、

あの涙がすべてを物語っているのだと思います。

 

あのシーンには私の心を突き刺すなにかがありました。

 

表現の仕方が斬新なので飽きることなく見ていられたのもよかったです。

細かなシーンでもおおっとなるような面白い映像が多かったです。

 

私はこの作品は素晴らしいの一言に尽きると思っています。

 

原作ものちに読みましたが、

映画も本もどちらも楽しむことができたので、

お話のつくりがすでに完成度の高いものになっているのだと思います。

 

映画ではそこに役者の演技力や音楽、

撮影テクニック等が合わさっています。

 

見る価値のある映画です。

私は静かに話が進む映画ですと眠くなってしまうので、

戦闘ものではない邦画は普段はあまり見ません。

 

けれど話題になっていたことと、

興味のあるあらすじだったので、

気まぐれで見てみたらとても面白くて得をした気分でした。

 

どっかーん

当時、松たか子主演の告白が大ブームになっていたこともあり、

私も映画館に足を運びました。

 

この作品は中学生の闇の部分を非常にリアルに描いており、

その部分も非常に興味深く拝見しました。

 

映画は最初から学級崩壊したまとまりのない中学校の一教室から始まるのですが、

見ているだけでなんだか嫌な気分になりました。

 

私が中学生の頃、ちょうど学校が荒れており、

生徒は教室で自由に歩き放題、おしゃべりし放題、いじめは野放し状態でした。

 

さらに私のこころに深く突き刺さったのは、

少年犯罪がこの映画のテーマであったことでした。

 

この作品では松たか子の演じる女教師が、

自分の娘を生徒に殺されます。

 

さらにクラスの秀才であるシューヤという少年は、

14歳という年齢は逮捕されないということを理由に、

学校の卒業式で時限爆弾をしかけて、

自分を巻き込んで大量殺人をすることを企てようとします。

 

この作品に出てくる犯罪を犯す少年たちの共通点は、

「なんとなく殺した」「誰でもいいから殺したかった」

のような非常に自己中心的で短絡的なものです。

 

これらの動機は実際に殺人などを犯した少年たちが動機として、

実際に口にした言葉を体現したようなものです。

 

私達第三者はこうした誰でも良かったという動機で殺人を犯す少年たちにたいして、

直接罰を与えたり、意見をすることはほとんどできません。

 

彼らを厚生するのは心理カウンセラーさんなどがほとんどで、

彼らの犯した過ちについて、

おそらく言及することも責めることもなく接しているのではないかと思います。

 

そうした自己中心的な理由で殺人をおこす少年たち、

誰でも良いという理由で人を殺してみたいと思っている人たちに対して、

鉄砕を下すのがこの告白という作品の大きなスジだと思っています。

 

最後のシーンで、

卒業式の爆破に失敗し嘆くシューヤの耳元で松たか子が放った懇親の一言は、

まさに犠牲になった人々とその遺族の心の衝撃を表す言葉だったと思っています。

ある種、爽快で気持ちの良い復讐劇だったと私は思っています。

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