古畑任三郎イチロー回のカプセルとストーリー、古畑の魅力を語る

2019年11月21日

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古畑任三郎シリーズにイチローが登場した回がある。

その回は「フェアな殺人者」というタイトルで犯人はイチローです。

 

どんな内容だったのか忘れている人もいると思うので、

今日はこのイチローが出演した回の内容を振り返りたいと思います。

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古畑任三郎イチローの出演回の内容

 

この回のストーリーを簡単に紹介しておくと、

メジャーリーガーのイチロー(実在のイチローとは別人、架空の人物)が、

日本に帰って来て宿泊しているホテルで事件が起こる。

 

ホテルの駐車場で毒入りカプセルを噛み砕いて、

死んでいた身元不明の男が発見される。

 

当初毒入りカプセルを自分で噛み砕いている事から、

自殺とみられていたのだが、死体が見つかった車を調べていた古畑は、

助手席に不自然に置かれていた、ホテルのマッチを発見する。

 

そして助手席の下にあったクシャクシャのそのホテルの駐車券を発見、

死んだ男の隣の助手席に誰かが座っていて、

座席を引いた時に駐車券が挟まって、

クシャクシャになった物だと推理する。

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そして、車の横に火を付けて直ぐに消したタバコを発見し、

誰かと待ち合わせをして、その人物が来たので、

直ぐにタバコを消した。

 

そしてその人物はタバコが嫌いな人物であると、

一瞬のうちに次々と推理していく古畑。

 

並の頭の回転の速さではありません。

超能力者並の推理力なのだ。

 

そして、この助手席に残されたマッチが、

火をつける事が出来ない位濡れていた事から、

このホテルに宿泊している部屋で、

 

加湿器を貸し出している部屋を調べる古畑、

加湿器を貸し出している部屋はこのホテルで僅か3部屋、

その3部屋の中にイチローが宿泊するスイートルームが含まれている事から、

古畑はイチローを疑い始める。

 

イチローのカプセルを使った、殺し方の謎

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この回の犯人はイチローなのですが、イチローが相手を殺す時に使ったのが、

カプセルに入れた毒薬です。

 

カプセルの一つには毒薬、もう一つには蜂蜜が入っていて、

どちらかを口に入れて噛み砕けと指示する。

自分が死ぬリスクもある殺人

最初に相手にカプセルを選ばせ、

残ったカプセルを自分の口に入れて、

自分も同じようにカプセルを噛み砕いているのです。

 

もし殺そうとした相手が、蜂蜜入りのカプセルを選んでいたら、

自分は毒入りのカプセルを口に入れる事になる。

 

何故イチローはそんなリスクをおかして、

そんな事をするのか、バカなんじゃないのか?

なんて思った人も結構いたようです。

 

或は、何か相手が必ず毒入りカプセルを選ぶトリックが、

あったんじゃないのか?

 

と思って見ていた人もいたはず、

しかしそのカプセルを選ばせる事についての説明は無かったので、

やっぱりトリックはなく純粋に選ばせて、

自分も死ぬリスクを背負って相手を殺しているんだと気づく。

 

これは、犯人役のイチローのイメージを崩さない様に配慮した結果だと思われます。

自分の欲望の為に殺人を犯すのではなく、

イチローは腹違いの兄を守る為相手を殺した。

 

しかもただ殺すのではなく、

自分自身も死ぬ可能性があるリスクをおかして、

相手を殺すという、イチローはフェアな人物であるという事を、

強調する為の演出です。

 

この回は、全く役者素人のイチローが、そこそこ演技していたので、

イチローの演技は評価されているが、

話の展開やトリックなどは余り評価されていない様です。

 

それでもこの古畑任三郎シリーズは、

他の話では本当に素晴らしい回もたくさんあるのです。

 

最後にこのドラマが凄く好きだった人に、

このドラマの魅力を語ってもらいます。



古畑任三郎が大好きな人が語る、古畑任三郎シリーズの魅力

1994年当時小学生だった私には、楽しみがありました。

それは人気刑事ドラマの古畑任三郎を見ることです。

 

学校へ行って塾へ行って疲れて帰ってきたころにこのドラマが始まると、

溜まっていた疲れも吹き飛び、

それから一時間、画面に食い入るように見続けました。

 

まず、このドラマの良かった所として、

導入部 が印象的だった事が挙げられます。

 

暗がりの中から表れた刑事、

古畑任三郎役の田村正和がその日の事件について語り出すと、

なんとも言えないわくわくとした気持ちで満たされ、

そこから繋がるオープニングムービーは、

視聴者の心をわしずかみにする熱い展開でした。

 

その映像を見ているだけで、これからドラマが始まるという期待感と、

映像と音楽の素晴らしさに感じ入ったものです。

 

なによりこのドラマの優れていた点として、

キャラクター造形が挙げられると思います。

 

一見すると冴えない刑事である古畑と、

ひょうきんでありながら時々鋭い事を言う刑事今泉の組み合わせは、

よく練られた事件のプロットの中で、水を得た魚のように、

ぴったりとかみ合い、機能していました。

 

物語の初めに殺人犯が解り、

刑事が犯人を追い詰めていく過程を楽しむという、

よく出来ていながら難しいプロットは、

 

刑事が推理を披露する場面に合わせて、

高揚感で満たされ、最後に犯人が自白する所は、

使われたトリックの完成度の高さと相まって、

視聴者を釘づけにする 魅力を持っていました。

 

刑事もののドラマは古くからありますが、

殺人に使われるトリックは毎回よく出来ていて、

よくネタが尽きないな、と感心します。

 

この ドラマもその例外に漏れずに、

どの回にも視聴者をうならせるトリックが使われ、

感嘆した記憶があります。

 

基本となる殺人事件の骨格と、

それを引き立てる魅 力的なキャラクター、

役者たちの味のある演技など、

様々な要素が混然一体となって作り上げられるこのドラマは、

当然多くの人を魅了しました。

 

最初から最後ま で視聴者の目を楽しませる要素で満ちていて、

今見ても古臭さのないよく出来たドラマであると思います。

 

そして、このドラマには、最近の映像にはない活きの良さが随所に感じられ、

登場人物たちが生き生きとしているのが感じられます。

 

よく昔の映画を見ると、

現在の人たちとの感覚の違いを感じる事がありますが、

このドラマもそのご多分にもれずに、

今の日本とは違った雰囲気が感じられます。

 

その微妙なニュアンスを楽しんでもいいですし、

昔はこういったドラマが流 行っていたなあ、

と感慨に浸るのも良いかもしれません。

 

良い映画が時代を越えて多くの人に見られていくように、

このドラマも時代を越えて愛される要素を 持っています。

 

よく出来たプロットと活きのいい役者たちの生み出す映像は、

一見の価値のある素晴らしいドラマに仕上がっているので、

老若男女を問わずに、 多くの人にお勧めしたいドラマです

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