ビーバップハイスクールの最終回はどんな終わり方?終わった理由は?
ビーバップハイスクールは週間ヤングマガジン誌上で、
長期連載されていたヤンキー漫画である。
ヤンマガを読んでいて、
ビーバップハイスクールの連載がいつのまにか無くなっていたので、
最終回ってどんな終わり方をしたのか?
という事でこのブログに来ていただいた人も多いのではないでしょうか?
不良漫画というジャンルの先駆けとなり、
一時代を築いたビーバップハイスクールの最後について今日は語りたいと思います。
ビーバップハイスクールの最終回はこんな話
最終回「高校与太郎大胆不敵」
久しぶりに一緒に学校から帰るトオルとヒロシ、
亀ノ頭公園を歩いていると舎弟のノブオが顔から血を流している。
ノブオはによると見たこともない、
他校の二人組の生徒に因縁を付けられて、殴られたとの事。
BE-BOP-HIGHSCHOOL(48) (ヤングマガジンコミックス)
ノブオの仇を取る事になりなった、
トオルとヒロシの前にトオルの先輩源さんが現れる。
源さんはトオルとヒロシに、
金を持ち逃げした若い衆を一緒に探してくれないか?
と頼みを持ちかけるが、
トオルとヒロシはこの頼みを断る。
当然源さんの事だから、
この金はヤバイ金に違いない。
案の定その金はヤクザの組に納めないといけない金なのだ。
ノブオの仇を取らないといけない事情を、
源さんに話すと源さんは分かってくれた。
源さんも根性が座っていて、
成るように成るという感じだった。
ノブオを殴った二人組を見つけ出したトオルとヒロシはノブオの仇を取った。
「いや〜楽勝、楽勝!」と言いながら二人で歩いていると、
そこには血を流して怪我をした源さんが現れる。
そして、三人組のやくざ者が姿を表した。
ヤクザはトオルとヒロシにお前ら関係ねえだろ、
どっか行けとあくまでも源さんを追い込もうとするのですが、
先輩がやられていてすんなり帰るワケにもいかず、
なんとか引いてくれないかとトオル達もヤクザに食い下がります。
しかし、ヤクザが引いてくれるはずもなく、
逆に「じゃあ、お前らが代わりに金を用意しろ」
とヤクザに追い込まれます。
「どーせお前ら何もできねガキなんだよ、カッコつけていきがってんじゃねょガキが!」
この言葉に落ち込むトオルとヒロシ。
所詮トオルもヒロシもアウトローとはいえ、
単なる高校生なのだ。本職とは立場や力が違う。
源さんは、自分を庇ってくれているトオルと、
ヒロシにもういい帰れと言います。
ヤクザ達は「どうするんだ?金を作るのか?それとも源を見殺しにして、逃げるのか?」
と凄みます。
するとトオルは、開き直って、
「金なんて作らねぇし、源さんを見殺しにもしねえ」
「力ずくでも源さんは連れて帰る」と啖呵を切ります。
これに対してヒロシも大笑いして、
「トオルお前最高だよ!」
「調子に乗りやがって!」怒るヤクザ達。
そしてトオルとヒロシが「上等だよヤクザ者」
「文句があんならかかって来い!」
ヤクザに喧嘩を売るトオルとヒロシ。
ここで終わりです。
こんな内容です。
この続きがどうなったのか、
という話の結末は描かれていません。
ヤクザ者達と一触即発の場面で話は終わっています。
最終回ではなく、無期限休載、終わった理由は?
実はビーバップハイスクールには最終回は存在しません。
無期限休載という形で休載から連載終了という事になりました。
この最終話は賛否両論あります。
これだけ長く連載して、ある一定のファンがいるのに、
物語にケジメを付けずにワケの分からない終わり方をしたという意見。
それに反してハードな喧嘩シーンが無くなっていたビーバップで、
トオルとヒロシのカッコイイシーンが久しぶりに見れて良かったという意見です。
最後に
原作者のきうちかずひろは、
ビーバップハイスクールに影響を受けて悪い事をしたという人が、
出て来るのを恐れて、喧嘩のシーンは極力描かなくなったという事を語った事があるそうだ。
喧嘩シーンが無くなったビーバップは、物語に緊張感がなくなり、
単なるリーゼントをしている学生の日常漫画になっていって、
初期のビーバップが持っていた、絶妙な緊張と緩和が無くなって、
面白さが激減し人気は急降下していた。
また、作画もワンパターンで読んでいても、
明らかに手抜きしているのは素人が見ても分かる程、
初期のテンションと中期から後期の手抜き感と、
時代遅れ感は酷い物だったと私は思います。
正直言って、久しぶりにヤンマガを開いた時にビーバップの連載を見つけた時に、
まだやってんの?
この漫画、いつまで引っ張るねんと思ったものだ。
終わった理由は?
と聞かれれば、
終わるべくして終わったという答えが正解なのではないでしょうか。
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