映画「凶悪」の元になった事件、上申書殺人事件が怖すぎる!

映画凶悪を見てこの事件を初めて知った。

その事件は「上申書殺人事件」と呼ばれる事件です。

2015y04m22d_004657833

そう映画凶悪で描かれた事件は、実話だったのです。

 

この事件、奇跡体験!アンビリバボーという番組でも、

ドラマ化され、大きな反響があったので、

事件の事を知っている人もいるかもしれません。

 

 

実際に起こった事件の概要を解説しましょう。

 

死刑判決を受けている死刑囚の元暴力団組長の後藤良治が、

自分が関わって、

世の中に明るみにされていない事件が3件ある。

 

殺人2件と死体遺棄1件。

 

これらの事件を告白する為に、

「新潮45」という雑誌にコンタクトを取った。

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

後藤良治という男

 

この後藤良治という男、

とにかく凶暴なバイオレンスの塊の様な男である。

 

この後藤良治の経歴は映画「凶悪」で描かれている感じそのままなのです。

 

後藤は群馬県で自分の組を構えていたが、

敵対するヤクザの組長を拳銃で射殺しています。

 

後藤はこの事件で逮捕されたのですが、証拠不十分の為不起訴となります。

 

その後、覚せい剤と銃刀法違反で逮捕され、懲役4年。

 

出所後、茨城県に移り住む、

 

そこで「先生」事、不動産ブローカーの三上静男と出会う。

 

 

この三上がリリー・フランキーが演じていた男「先生」こと三上静雄なのです。

 

後藤は三上から不動産関係の仕事で儲けさせてもらった事から、

先生と呼んで、三上の事を慕っていた。

 

後に後藤良治が告白した3件の事件はこの三上が主導の元で行われた。

 

この凶悪コンビ、後藤と三上が組んだら、事件、事件のオンパレードです。

 

 

この三上と起こした事件以外でも、後藤は様々犯罪を行っている。

 

 

刑務所で知り合ったヤクザの男を、生きたまま簀巻きにして、

川に突き落として殺害。

 

また、後藤は舎弟と女1人、男3人を監禁して、

女に大量の覚せい剤を投与しそれが元で、女は死亡。

 

男3人を刺し、灯油をまいて火を付け焼き殺そうとした。

 

男3人は重軽傷を負い死んでいない。

 

これらの事件で、後藤は逮捕され、死刑を求刑された。

 

上申書殺人事件の3件の事件

それでは、後藤が告白した実際の事件を紹介しましょう。

石岡市焼却事件

映画「凶悪」で先生が最初に起こした事件なので、印象に残っている人も多いはず。

金銭トラブルが元で、先生がネクタイで首を締めて、男を殺害する。

 

殺害した後は、石巻にある知り合いの会社に死体を運び、焼却炉で死体を燃やした。

 

映画凶悪では、死体を処理する後藤に、「燃やしてみたいんだ」と言って、

死体が入った焼却炉に火の付いた新聞紙を投げ込んでいた、先生だったが、

映画と同じように、男の死体を焼却炉で燃やして、処分した。

 

この事件で、三上は億単位の金を手にした。

先生の錬金術である。

この事件の被害者は60代の男性。燃やされてしまった為身元は分からない。

 

北茨城生き埋め事件

 

土地持ちの老人を拉致して、三上所有の土地に生き埋めにし殺害。

この土地をその後、自分の名義にして、

売却する。

 

この土地は7000万で売却する事に成功した。

 

この男性は特定されているのだが、身寄りがない為DNA鑑定も難しく、

何より死体が見つからなかった。

 

これは、先生が死体を掘り返して、証拠隠滅を図った為、

立件する事が出来なかったのだ。

 

老人を殺し、その財産を奪う、これがこの凶悪コンビの金を儲ける方法なのだ。

 

日立市ウォッカ事件

この事件は家族もグルである。

老人は糖尿病と肝硬変を患っていたが、

多額の保険金をかけ、1ヶ月半に渡り、酒を飲ませ、

最後はアルコール度数がかなり高いウォッカを飲ませて死に至らしめた。

 

映画凶悪でも、リリーフランキーが楽しそうに、

電気ショックを与え、はしゃぎながら老人の口に無理やり、

ウォッカの瓶をねじ込み、

 

アルコール度数がめちゃくちゃ強い酒を流し込み殺害したが、

全く同じ様な殺し方をしました。

 

この老人には1億円の生命保険が掛けられていた。

 

この事件を三上に依頼したのは、この老人の家族です。

三上達は家族から6500万円受け取っている。

 

この3つの事件を後藤良治は告白したのです。

 

それまで三上静男はシャバで普通に生活していた。

一緒に悪の限りを尽くしてきた、先生こと三上と、後藤。

 

三上はシャバでぬくぬく、後藤は死刑囚。

 

後藤は、三上が殺人に対しての対価を支払わなかった事に対して不満を抱き、

三上を道連れにする為に、

 

世の中に出ていない3つの事件を公にする為に、

 

「新潮45」にコンタクトを取ったのだ。

 

後藤は三上を道連れにするつもりだった様だが、

残念ながら三上は死刑にならなかった。

 

結局立件出来たのは、3件の内の1件の事件(ウォッカの事件)のみで、

それ以外の事件は証拠が見つからず、

立件出来なかったのです。

 

結果

後藤の死刑は変わらないが、三上は捕まり、

その処遇はどうなったか気になる所なのですが、

こんな極悪人でも死刑にはならなかった。

 

証拠が出ない以上罪に問う事は出来なかったのです。

 

先程も申し上げたのですが、立件出来たのは、

3つめの事件だけだったので、三上を死刑にする事は出来なかった。

 

このブログの未成年の死刑の記事でも書きましたが、

日本では1人殺した位では、滅多に死刑にされる事はないのです。

その後の後藤良次と三上静雄

後藤は元々逮捕されていた罪で死刑判決を受けていましたが、

(宇都宮監禁殺人事件)

2007年に最高裁で死刑が確定しました。

因みに、この上申書殺人事件の日立市ウォッカ事件での後藤に対しての判決は、

懲役20年です。

2018年9月現在、死刑執行はまだ行われていません。

 

三上静雄の方は、上告が棄却され、無期懲役が確定し、

服役しています。

 

スポンサーリンク

後藤や三上は頭がおかしい

犯罪者の心理など私はしらないが、

やはりかなり変わった人達なんだろうと思います。

 

後藤良治なんて、あれだけ殺人や暴行を繰り返してきて、

自分が捕まるとは思わなかったのでしょうか。

 

挙句の果てに死刑です。

 

後藤に三上は様々な仕事を振っていました。

 

それにより、後藤も随分と金を儲けたはずです。

 

シャバにいる時は、「先生」「先生」と言って、三上を持ち上げていたのだが、

二人は捕まって、敵同士となったのです。

 

しかし、捕まれば死刑になるか、運が良くても無期懲役。

何故そこまでリスクをおかしてこの様な犯罪を起こすのか?

 

犯罪者は捕まるまでは、自分が捕まるなんて全く考えなかったのでしょうか?

どんな思いで、これら一連の事件を起こしたのだろうか?

知りたいところですね。

 

この事件と同じく、映画化されている事件を、4件紹介します。

日本で一番悪い奴ら原作「恥さらし」の「稲葉事件」は闇深

映画64ロクヨンの元となった功明ちゃん誘拐事件、犯人は誰だ!

映画「恋の罪」の元となった東電OL殺人事件の真犯人は誰だ?

映画冷たい熱帯魚の元になった事件「埼玉愛犬家連続殺人事件」が極悪過ぎる!こんな悪人見た事無い

 

 

※その後凶悪の原作を買って読んだんですが、

上記の3件の事件以外にも、実はまだまだ他にも犯罪や、

未遂になった事件があります。

 

どんだけ凶悪やねん!

と一人でツッコミを入れてしまう位すごいです。

久しぶりに本を買って読みましたが、のめり込みました。

原作本 凶悪 ある死刑囚の告発 新潮社文庫

映画 凶悪

上申書殺人事件を映画化した作品

リーリー・フランキーとピエール・瀧が凶悪な犯罪者をノリノリで演じている姿が話題となった。特に借金まみれの爺さんを酒を飲ませて拷問するシーンの演技が見ものです。

公開 2013年 9月21日

監督 白石和彌

あらすじ

雑誌「明潮24」に東京拘置所にいる死刑囚から手紙が届いた。

 

雑誌の記者の藤井は、その手紙の送り主、

須藤に会いに行く。

 

須藤は、まだ世間に明るみになっていない、

殺人事件が3件ある事を告白し、

 

その首謀者はまだ警察に捕まる事なく、一般人として生活している。

その男はかつて、自分が先生と呼んだ男であると告白する。

 

須藤は自分を裏切った先生に復讐する為に、事件を公にした。

藤井に事件を公表してくれという依頼だった。

最初は半信半疑だった藤井だったが、調べていくと・・・

キャスト

山田孝之(藤井修一) 獄中の死刑囚から手紙を受け取った記者、

編集長から取材を反対されるが、

事件の調査にのめり込んで行き、先生を追い詰める。

 

リリー・フランキー(木村孝雄) 先生と呼ばれる不動産ブローカー、

資産を持つ老人をターゲットに須藤と共に殺人を繰り返す。

 

ピエール・瀧(須藤純次) 獄中から手紙を送った死刑囚、元暴力団組長

 

池脇千鶴(藤井洋子) 藤井の妻で認知症の母親と家庭をかえりみない藤井との間でフラフラになっている。

 

遠野静江(松岡依都美)須藤の内縁の妻で、須藤逮捕後、藤井が話を聞きに行く。

 

五十嵐邦之(小林且弥)須藤の舎弟で須藤を尊敬している。須藤の手足となって、

殺人に加担する。

映画『凶悪』予告編

映画「凶悪」の感想と面白さの解説

最初この映画を見るか、見ないか迷いました。

というのも、殺人事件の話なので、残酷なシーンがいっぱい出て来て、

胸糞が悪くなるんじゃないか?

と心配だったのです。

 

せっかく映画を見るのだから、気分悪くなりたくないんですね。

で、実際に見てみたんですが、

面白くてびっくりしました。

 

本当にあった事件なんですが、

物語として楽しめる様になっています。

 

その辺りの手法はさすがだなと思いました。

 

特に良かったのは、役者さんの演技です。

 

この映画のレビューを見ていると、

今回先生を演じたリリー・フランキーの、

とぼけたオッサンの演技と、

ヤクザがよく似合う、ピエール瀧の演技が絶賛されていますが、

 

もちろん2人も良かったのですが、

今回の映画は脇役もとても良かったと思います。

 

須藤の舎弟五十嵐を演じた小林且弥も、

それっぽかったし、

(いかにもヤクザの舎弟という感じ、こんな人本当にいそうという感じ)

 

須藤の女、遠野静江を演じた、

女優の松岡依都美の演技もとてもリアルでした。

 

あと、忘れてはいけないのが、

山田孝之の控えめな演技です。

 

山田孝之に感情移入して、見ていてこちらも、

映画の世界にのめり込んで行きました。

 

残酷な仕打ちで、老人を殺害しますが、

それ程残虐に見えない様に描いているので、

あまり怖くなかったのも良かった所です。

 

怖がりの人は、1人で怖い映画を見るのは、

嫌だと思って躊躇すると思いますが、

そういった恐怖は無かったので、大丈夫だと思います。

 

まだ見てない人は、

見て損はないんじゃないかと思います。

白石和彌監督のインタビューのコメント

白石和彌監督はこの作品をどの様な作品にしたいかについて、

この様にコメントしました。

この事件は元々ニースで見て知っていました。

打ち合わせで、エンターテイメントでありながら、

社会性が色濃く出た骨太な作品を撮りたいという話になっていた。

また、バイオレンスなシーンを撮影するにあたって、
意識した映画はあるか?という問いに対して、

「冷たい熱帯魚」の園子温、

「復習するは我にあり」の

今村昌平と答えている。

 

両作品は、

実際にあった殺人事件を元に作られた映画です。

 

また、この映画で印象的なウォッカ殺人事件の描写について、

先生(リリー・フランキー)と須藤(ピエール瀧)が、
老人に酒を飲ませて拷問するシーンがあるが、

あのシーンは、いつも2人で酒を飲んでいる感じで、

演じて欲しいとリクエストした。

との事です。

元々リリー・フランキーとピエール瀧は友達なんですね。

 

普段のノリそのままで、演じた事により、

あの凶悪コンビの雰囲気になったんですね。

映画凶悪を見る

凶悪をまだ見ていない方は、Huluの無料お試しを使って見る事が出来ます。無料期間のみで解約も可能なので、気軽に見れます。

無料お試しはこちらから

【Hulu】2週間無料トライアルページ

関連記事

関連記事:映画クリーピー偽りの隣人の元の事件、北九州監禁殺人事件の真相が鬼畜過ぎる!

関連記事:映画凶悪はグロい残酷なシーンが多いのか?見るのをためらっていた私が見た感想

関連記事:ジジ・ぶぅ、凶悪の牛場さん役(爺さん)は猫ひろしの相方で実は若い

関連記事:映画「恋の罪」の元となった東電OL殺人事件の真犯人は誰だ?

関連記事:日本で一番悪い奴ら原作「恥さらし」の「稲葉事件」は闇深

関連記事:映画64ロクヨンの元となった功明ちゃん誘拐事件、犯人は誰だ!

関連記事:ヒミズ、二階堂ふみ・染谷将太の映画(ネタバレあり)は震災が賛否両論