映画「凶悪」は実話、元になった事件、上申書殺人事件の内容とは

2020年10月1日

この映画は実話だった!

凶悪

映画凶悪を見てこの事件を初めて知った。

 

その事件は「上申書殺人事件」と呼ばれています。

 

映画凶悪で描かれた事件は、実話だったのです。

 

この事件、奇跡体験!アンビリバボーという番組でも、

ドラマ化され、大きな反響があったので、

事件の事を知っている人もいるかもしれません。

 

今日は実際の事件の内容と、

その後犯人はどうなったのかという事を解説します。

 

死刑判決を受けている死刑囚の元暴力団組長の男が、

 

世の中に明るみになっていない事件が3件あると告白した。

 

 

これらの事件を告白する為に、

「新潮45」という雑誌にコンタクトを取り明るみになりました。

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映画「凶悪」は実話、元になった事件、上申書殺人事件の内容とは

この事件は死刑判決をすでに受けている元暴力団組長の男が、

警察が知らない事件があと3件あると告白した事から始まる。

 

これらの事件を告白する為に、

「新潮45」という雑誌にコンタクトを取り事件は明るみなった。

新潮45

誰も知らない「3つの殺人」――首謀者は塀の外にいる! 

 

事件の犯人後藤良治と三上静男

三上と後藤

出典:https://r-dynamite.com/movie/eigamotoneta5/

 

事件を告白したのが写真左の男、

後藤良治という。

 

 

この後藤良治という男、

とにかく凶暴なバイオレンスの塊の様な男である。

 

この後藤良治の経歴は映画「凶悪」で描かれている感じそのままです。

 

後藤は群馬県でヤクザの組を構えていたが、

敵対するヤクザの組長を拳銃で射殺。

 

後藤はこの事件で逮捕されたのですが、証拠不十分の為不起訴となります。

 

その後、覚せい剤と銃刀法違反で逮捕され、懲役4年。

 

出所後、茨城県に移り住み、

 

そこで「先生」事、不動産ブローカーの三上静男と出会う。

 

写真右の男です。

 

この三上がリリー・フランキーが演じていた男、

 

後藤良治は三上の事を「先生」と呼んでいた。

 

 

三上から不動産関係の仕事で儲けさせてもらった事から、

先生、先生と呼んで、三上の事を慕っていたのだ。

 

後に後藤良治が告白した3件の事件はこの三上が主導の元で行われた。

 

この2人、まさに凶悪コンビです。

 

後藤と三上が組んだら、事件、事件のオンパレードです。

 

実はこの2人、

後藤が告白した事件以外にも様々な事件に関わっています。

こんなもんじゃない。

追加スクープ

続・誰も知らない「3つの殺人」――まだあった!「第4、第5の殺人計画」

 

後藤良治に関しては上申書殺人が発覚する前に、

以下の事件で死刑判決を既に受けていました。

 

刑務所で知り合ったヤクザの男を、生きたまま簀巻きにして、

川に突き落として殺害。

 

舎弟と女1人、男3人を監禁して、

女に大量の覚せい剤を投与しそれが元で、女は死亡。

 

男3人を刺し、灯油をまいて火を付け焼き殺そうとした。

 

※男3人は重軽傷を負い死んでいない。

 

これらの事件で、後藤は逮捕され、死刑を求刑された。

上申書殺人事件の3件の事件

それでは、後藤が告白した実際の事件を紹介しましょう。

石岡市焼却事件

映画「凶悪」で先生が最初に起こした事件なので、印象に残っている人も多いはず。

金銭トラブルが元で、先生がネクタイで首を締めて、男を殺害する。

 

殺害した後は、石巻にある知り合いの会社に死体を運び、焼却炉で死体を燃やした。

 

映画凶悪では、死体を処理する後藤に、「燃やしてみたいんだ」と言って、

死体が入った焼却炉に火の付いた新聞紙を投げ込んでいた、先生だったが、

映画と同じように、男の死体を焼却炉で燃やして、処分した。

 

この事件で、三上は億単位の金を手にした。

先生の錬金術である。

この事件の被害者は60代の男性。燃やされてしまった為身元は分からない。

 

北茨城生き埋め事件

 

土地持ちの老人を拉致して、三上所有の土地に生き埋めにし殺害。

この土地をその後、自分の名義にして、

売却する。

 

この土地は7000万で売却する事に成功した。

 

この男性は特定されているのだが、身寄りがない為DNA鑑定も難しく、

何より死体が見つからなかった。

 

これは、先生が死体を掘り返して、証拠隠滅を図った為、

立件する事が出来なかったのだ。

 

老人を殺し、その財産を奪う、これがこの凶悪コンビの金を儲ける方法なのだ。

 

日立市ウォッカ事件

この事件は家族もグルである。

老人は糖尿病と肝硬変を患っていたが、

多額の保険金をかけ、1ヶ月半に渡り、酒を飲ませ、

最後はアルコール度数がかなり高いウォッカを飲ませて死に至らしめた。

 

映画凶悪でも、リリーフランキーが楽しそうに、

電気ショックを与え、はしゃぎながら老人の口に無理やり、

ウォッカの瓶をねじ込み、

 

アルコール度数がめちゃくちゃ強い酒を流し込み殺害したが、

全く同じ様な殺し方をしました。

 

この老人には1億円の生命保険が掛けられていた。

 

この事件を三上に依頼したのは、この老人の家族です。

三上達は家族から6500万円受け取っている。

 

この3つの事件を後藤良治は告白したのです。

三上を道連れにする為に事件を告白

それまで三上静男はシャバで普通に生活していた。

三上の悪事はバレてなかったのです。

 

一緒に悪の限りを尽くしてきた、先生こと三上と、後藤。

 

三上はシャバでぬくぬく、後藤は死刑。

 

後藤は、三上が殺人に対しての対価を支払わなかった事に対して不満を抱き、

三上を道連れにする為に、

 

「新潮45」にコンタクトを取ったのだ。

 

しかし三上は死刑にならなかった。

 

 

3件の内の1件の事件(ウォッカの事件)しか立件できなかった。

それ以外の事件は証拠が見つからなかったのです。

その後の三上静男と後藤良治

後藤の死刑は変わらないが、三上は捕まり、

その処遇はどうなったか気になる所なのですが、

こんな極悪人でも死刑にはならなかった。

 

証拠が出ない以上罪に問う事は出来なかったのです。

 

先程も申し上げたのですが、立件出来たのは、

3つめの事件だけだったので、三上を死刑にする事は出来なかった。

 

 

日本では1人殺した位では、滅多に死刑にされる事はないのです。

この事件を暴いた記者は現週刊新潮編集長

映画で山田孝之が演じた記者のモデルは宮本太一氏。

メディアには殆ど登場していない人物。

 

当時は新潮45の記者で、

その後、新潮45の編集長を経て現在は週刊新潮編集長を務める。

 

過去インタビューでこの事件について語った事を紹介すると、

 

映画の藤井(山田孝之)の様に、

あそこまで狂気に取り憑かれた感じではなかった(笑)

編集長の命令を無視して取材をしていた訳ではない。

 

藤井の行動はあくまでも映画の演出。

 

ただ、池脇千鶴(藤井の妻)が、

「あなた、こんな狂った事件追っかけて、

楽しかったんでしょ?」

というセリフに直面した時は言葉を失った。

 

被害者がいるので不謹慎ですが、

あれはまさしく、僕に現実を突きつけていると思った。

 

と、自分も正常じゃない側面はあった事を認めている。

 

 

犯人たちはどんな人間なのか?

 

三上静男とは

【三上静男の画像】

出典:goo.gl/cGPR3q

三上静男は茨城県の不動産ブローカーで、この事件が発覚した時の年齢は55歳だった。

残虐性を持った人物である事が後藤の証言から分かっている。

鳥を蹴り上げたり、首を絞めて殺すなどの動物虐待を行ったり、

ウォッカ事件で監禁していた老人の頭を丸刈りにしたり、身体中に油性のマジックで落書きするなど、監禁と虐待を楽しんでいるという風にも取れる。

しかし、三上が先生と呼ばれるのは、その素顔を巧妙に隠して普段は優しくて面倒見のいい人を演じているからタチが悪い。

動物虐待や弱者をいたぶる三上の心理

三上の人間性を調べていくと出てくるキーワードが、

サディストという言葉とサイコパスという言葉です。

 

サディストは相手に対して精神的な苦痛や身体的な虐待を加えて、

性的な快感を得る者の事を言います。

 

快楽殺人などと言われる殺人を犯すのは殺人により性的な興奮を覚える人間で、

この様な者たちと共通点がある。

またサイコパスは反社会性パーソナリティ障害と呼ばれその特徴は、

■良心が無い

■人に冷たく相手に共感しない

■平気で嘘をつく、自然に嘘をつく

■自分がやった事の責任を取らない

■悪い事をしても悪いと思わない

■人を下に見て自己中心的

■弁は立つので見た目は魅力的

しかし、この様な特徴の人物が必ず犯罪を犯すわけではない。

後藤良治とは

【後藤良治の画像】

出典:goo.gl/xTQoPm

後藤良治は元稲川会系大前田一家(解散)の系列組長だった。

暴力団員の当時大前田の殺し屋と言われ恐れられた。

 

上申書殺人事件が明るみになる前に別の事件で死刑判決を受けている。

(宇都宮事件)

その事件の内容は、

知人の男性にメンツを潰されたと激怒し仲間と共謀して、

男性の両手両足をロープで縛って、川に投げ捨て殺害した。

更に別の男女4人をマンションに監禁暴行し、高濃度の覚醒剤を注射。

1人の女性が死亡。

 

他の3人は刃物で胸を指し、

灯油をまいて部屋に火をつけて逃走するという事件。

後藤良治の生い立ち

後藤は少年の頃から犯罪を犯す生粋の犯罪者です。

後藤が起こした先生と出会うまでの事件を見てみると、

僅か14歳で犯罪を犯し少年院に入っている。

14歳:窃盗、暴力行為、初等少年院1年

16歳:稲川会系幹部と付き合いができ暴力団の組に入る。

17歳:窃盗、器物損壊、中等少年院

19歳:器物損壊、特別少年院

20歳:公務執行妨害と傷害で逮捕。久里浜特別少年院で職員とトラブル・乱暴で懲役1年4ヶ月水戸少年刑務所

22歳:窃盗・器物損壊・住居侵入で逮捕。懲役10ヶ月、水戸少年刑務所

22歳:組解散

23歳:恐喝で逮捕。起訴猶予

23歳:稲川会上州田中一家小田組(後の大前田一家)の組員になる。

28歳:組の支部を水戸に作り、組支部長。

31歳:対立する住吉会系諏訪組組長射殺。出頭、逮捕。処分保留、不起訴。

33歳:前橋に戻り、総長の直参になる。

35歳:「後良組」を構え、組長になる。

35歳:暴力行為、銃刀法、火薬類取締法、覚せい剤取締法違反、懲役4年福島刑務所

39歳:仮出所。郷里の宇都宮に戻って「後良組」あらため「後藤組」とするが再興できず。

駐車違反、女性交通巡査員二人を脅し、違反キップを無理やり奪い取り、破って捨てたp176。公務執行妨害で逮捕状が出た。それで、宇都宮を離れ内縁の妻の実家や旧友で大前田一家の元組員がいる水戸へ流れた。

40歳:知人の自営業者(47歳)を絞殺。首吊り自殺に見せかけたと2007年に自供。

参照元:http://urashakai.blogspot.com/2016/02/blog-post_4.html

興味深いのは、31歳で対立する暴力団を射殺しているが、

証拠不十分で不起訴になっている。

殺人を犯しても捕まらなかった。

そんな経験が、後藤の犯罪を助長していたのかもしれない。

 

裁判の様子

初公判の三上は「私はシロです、命をかけて争います」と全面否認した。

裁判では三上の場違いな言動や行動が目立った。

 

大きなノートを広げ、後ろの席に座っていた弁護士と、

大きな声でヒソヒソ話をしていたそうです。

参照元:http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/13-7956.html

時には涙を流しながら、

「かわいそうな人は見ていられない、困った人間はかわいそうだと思う」とか、

「暴力団は好きじゃない」など大声で叫ぶ様な事もあったそうです。

 

裁判の結果は先程お伝えしましたが、

3つの殺人事件のうち立件できたのが、ウォッカ殺人だけだったので、

首謀者の三上は死刑にならず無期懲役が確定しました。

後藤や三上は頭がおかしい

犯罪者の心理など私はしらないが、

やはりかなり変わった人達なんだろうと思います。

 

後藤良治なんて、あれだけ殺人や暴行を繰り返してきて、

自分が捕まるとは思わなかったのでしょうか。

 

挙句の果てに死刑です。

 

後藤に三上は様々な仕事を振っていました。

 

それにより、後藤も随分と金を儲けたはずです。

 

シャバにいる時は、「先生」「先生」と言って、三上を持ち上げていたのだが、

二人は捕まって、敵同士となったのです。

 

しかし、捕まれば死刑になるか、運が良くても無期懲役。

何故そこまでリスクをおかしてこの様な犯罪を起こすのか?

 

犯罪者は捕まるまでは、自分が捕まるなんて全く考えなかったのでしょうか?

どんな思いで、これら一連の事件を起こしたのだろうか?

知りたいところですね。

 

凶悪の原作

出典:https://00m.in/g3WUS

凶悪―ある死刑囚の告発

その後凶悪の原作を買って読んだんですが、

上記の3件の事件以外にも、実はまだまだ他にも犯罪や、

未遂になった事件があります。

久しぶりに本を買って読みましたが、のめり込んでしまう内容です。

原作本 凶悪 ある死刑囚の告発 新潮社文庫

アンビリバボーでも放送された

2011年12月にフジテレビ系の番組「不思議体験!アンビリバボー」でも、

原作の内容をドラマ化して放送し、大変反響があった。

アンビリバボー版の凶悪は原作を忠実にドラマ化している為に、

登場人物を演じる役者さんは本物の三上や後藤に似ている。

アンビリバボー版の後藤と三上

こちらが後藤、映画版ではピエール瀧が演じた人物。

ピエール瀧と比べてかなり本物に近い。

ストーリーも原作に忠実です。

 

ヤクザを辞めて堅気になった後藤は、

知人の紹介で不動産の仕事の勉強をする為にある男と会った。

その男は面倒見いい優しい人柄から「先生」と呼ばれていた。

しかし、その人物こそ何を隠そう凶悪な殺人犯なのである。

 

という事でこちらが、アンビリバボー版の先生こと三上静男。

映画版ではリリー・フランキーが演じた。

 

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映画化された事件のまとめページ

https://ojisan777.net/?p=12798

 

 

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