ヒョードル全盛期が最強の理由、ヒョードルの全盛期に勝てる奴はいない?
ヒョードル全盛期最強伝説
ヒョードルとは、エメリヤーエンコ・ヒョードルの事で、
ロシアの格闘家である。
このヒョードルは、ロシアの柔道、サンボの選手であったが、
総合格闘技に転向してから、破竹の快進撃を行い。
無敵の格闘家として、日本のリングでも大活躍した。
そのニックネームは、人類60億分の1の男、または人類最強の男と呼ばれた。
階級は一番重いヘビー級で、身長183㎝、
体重は104㎏と格闘家の中では決して大きくない。
元リングスヘビー級王者、元PRIDEヘビー級王者と、
格闘技のタイトルを総なめにしてきたヒョードルが何故最強と呼ばれたのか、
今日は全盛期のヒョードルの強さにスポットを当ててみたいと思います。
ヒョードルが最強の理由、何故強い
では、ヒョードルの何処が他の格闘家とは違うのかを紹介したいと思います。
パンチが強い
パンチの強さと、そして速さは他のヘビー級の選手達と一線を画す。
ヒョードルはヘビー級と思えない、大変早い動きで、
パンチを繰り出す。そのスピードは類を見ない。
元K1出身のミルコ・クロッコップはヒョードルとの対戦にて、
ヒョードルに敗れた、ミルコはヒョードルに打ち負けたと、
ヒョードルの打撃の強さに白旗をあげた。
また、2011年の格闘技イベント、元気ですか!!大晦日!!2011にて、
石井慧(いしいさとし)と対戦した時は、
序盤パンチで鼻の骨をへし折って、失神KOで石井を葬った。
彼の打撃の練習パートナーは、元K1チャンピオンのアーネスト・ホースト。
ホーストも立ち技だけを練習すれば、
間違いなくK1でもトップクラスになると、太鼓判を押している。
ダメージへの耐性(たいせい)がハンパじゃない
強いヒョードルであるが、攻撃を受ける事がある。
ケビン・ランデルマンと戦った時に裏投げでかなりヤバい角度で投げられた事がある。
画像:goo.gl/6SLBsO
この直後、次に来る攻撃を普通にかわしていた。
こんな角度で落とされたらまず、
頚椎(けいつい)にすさまじいダメージを受けて大怪我をする角度だが、
受け身をとり回避した。
また、藤田和之と戦った一戦では、
藤田のパンチを受けぐらつき、フラフラ状態になったが、
すぐさまクリンチし、ダメージを回復。
その後藤田をチョークで締めあげ一本勝した。
立って良し寝て良しのオールラウンダー
ヒョードルのバックボーンは、柔道とサンボです。
柔道とサンボは両方組み技系の格闘技です。
とにかく腰が強く安定している。
過去に柔道の試合で対戦した事のある日本人も、
あんなに力のある選手は見た事がないと舌を巻いています。
強力な究極の打撃と、寝技も強力で死角がない。
たとえ上に乗られても、そこから、
超高速の腕十字を発動させて、腕を極め勝利を奪います。
常に冷静な試合運び
ヒョードルは常に冷静な精神状態を保つ事ができる。
これは自分の性格であると言っているが、
試合前にナーバスになって体が硬くなる事はないし、
緊張したり、パニックになって取り乱す事がない、
冷静な状態のまま試合に入っていく事が出来る。
10年間無敗
プロスポーツにおいて、10年間無敗という成績は凄いというしかない。
バケモノと言っても問題ないのではないでしょうか?
ヒョードルの成績を紹介しましょう。
総合格闘技
41試合 36勝4敗 1無効試合
サンボ
世界サンボ選手権 2002 2005 2007金メダル
世界コンバットサンボ選手権 2002 金メダル
ヒョードルのトレーニング
いったいどんなトレーニングをすればヒョードルみたいになれるんだろう?
という事でヒョードルのトレーニングの様子が、
YouTubeにアップされていたので紹介します。
凄い迫力ですね。
負けた試合
ヒョードルが負けたのは4試合ある。
リングス時代
実はヒョードルを最初に破ったのは、日本人の高阪剛だ。
これはリングス時代2000年の12月22日、
「KING of KINGSトーナメント」2回戦での出来事です。
試合開始早々高阪剛の右フックをヒョードルがかわし、
その後肘がの目の上をかすりカットして出血してしまう。
かすっただけなので、ヒョードルはノーダメージだったが、
レフェリーが試合を止めTKO負けとなった。
因みにこの「KING of KINGSトーナメント」
では肘での攻撃は反則です。
Strikeforce時代
2010年6月26日 ⚫️ ファブリシオ・ヴェウドゥム 1R 1分9秒 腕ひしぎ三角固め
2011年2月12日 ⚫️ アントニオ・シウバ 2R TKO ドクターストップ
2011年7月30日 ⚫️ ダン・ヘンダーソン 1R TKO 右アッパーからのパウンド
10年ぶりに負けたファブリシオの試合から三連敗しているという事ですね。
この三連敗のあとは勝ち続けています。
この後5試合戦っている。
総合格闘技の成績は41 試合 36勝4敗 1無効試合
だったのだが、ヒョードルはまた負けた。
ベラトールエムエムエーの試合に出場したヒョードルでしたが、
対戦相手のマット・ミトリオン(アメリカ)と戦い、1R 1分14秒
ミトリオンの鉄槌(てっつい)攻撃による失神KO負けを喫した。
2017年6月24日 ⚫️ マット・ミトリオン 1R KO
したがって、総合格闘技の成績は42 試合 36勝5敗 1無効試合となった。
※これ以降ヒョードルが現役復帰して試合をしたとしても、
この記事に戦歴を追加しません。
UFCには参加せず
ヒョードルはUFCには参戦していません。ミルコやノゲイラ、シウバなど、
同じPRIDEのリングで戦っていた選手達が、
PRIDE崩壊後UFCのリングに上がっていましたが、
ヒョードルはUFCに行きませんでした。
格闘技に関する記事のまとめページ
https://ojisan777.net/?p=12760
同じロシア人で霊長類最強と言われたカレリンについてはこちらに詳しく書いています。