アレクサンドル・カレリン伝説ヒョードルとどっちが強い?

2019年12月6日

アレクサンドル・カレリン伝説ヒョードルとどっちが強い?

 

霊長類最強の男と呼ばれていた、

アレクサンドル・カレリンは、

ロシアのレスリング選手です。

 

現役当時最強の名を欲しいままにして、

勝ち続けたカレリンに付けられたニックネームが、

霊長類最強の称号です。

 

身長191センチ体重130キロの巨体が秘めるパワーは圧倒的で、

レスリングの試合では連戦連勝、輝かしい成績を残しています。

 

現在カレリンは、現役を引退しています。

 

今日はカレリンの強さ、カレリン伝説をお伝えします。

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アレクサンドル・カレリン最強伝説

圧倒的な成績

カレリンの凄さと言えばこの勝利の数ではないでしょうか?

 

1987年から2000年までの国際大会で13年関無敗。

 

世界選手権9連覇、欧州選手権10連覇、公式試合連勝記録300

 

戦えば必ず勝つという圧倒的な強さです。

 

カレリンの成績表を紹介しましょう。

オリンピック
金 1988 ソウル 130kg級
金 1992 バルセロナ 130kg級
金 1996 アトランタ 130kg級
銀 2000 シドニー 130kg級

レスリング世界選手権
金 1989 マルティニ 130kg級
金 1990 オスティア 130kg級
金 1991 ヴァルナ 130kg級
金 1993 ストックホルム 130kg級
金 1994 タンペレ 130kg級
金 1995 プラハ 130kg級
金 1997 ヴロツワフ 130kg級
金 1998 イェブレ 130kg級
金 1999 アテネ 130kg級

レスリングヨーロッパ選手権
金 1988 コルボン 130kg級
金 1989 オウル 130kg級
金 1990 ポズナン 130kg級
金 1991 アシャッフェンブルク 130kg級
金 1992 コペンハーゲン 130kg級
金 1993 イスタンブール 130kg級
金 1994 アテネ 130kg級
金 1995 ブザンソン 130kg級
金 1996 ブダペスト 130kg級
金 1998 ミンスク 130kg級
金 1999 ソフィア 130kg級
金 2000 モスクワ 130kg級

見事な成績ですね。金メダルでオセロが出来ます(笑)

 

残念ながら、オリンピックでは4連覇できなかったんですね。

 

同じくレスリングで霊長類最強の女性と言われた吉田沙保里も、

同じくオリンピックは三連覇でしたね。

カレリンと共通しています。

 

カレリンは2000年のシドニーで敗れ引退しました。

 

全盛期のカレリンであれば、

決して負ける相手ではなかったと言われています。

 

シドニーのカレリンは体も本調子ではなく、

年齢的な衰えもあり銀メダルを獲った後引退を発表しました。

 

カレリンの全盛期は何故こんなに強かったのだろうか?

そのパワー人間じゃねー

カレリンの背筋力は400キロと言われています。

日本人の二十代の平均の背筋力は145キロです。

カレリンの凄さが分かるんではないでしょうか?

出典:goo.gl/uNVnRK

 

ベンチプレスはなんと320キロです。

ベンチプレスは、寝っ転がってバーベルを上げる運動の事です。

 

日本人でかなり筋トレをやり込んでる人で、

だいたい平均110キロと言われています。

 

カレリンにとっては、110キロなんて屁みたいなもんです。

 

カレリンの怪力を示すエピソードでよく語られるのは、

友達の引っ越しを手伝った時に、

130キロの冷蔵庫を担いで8階まで運んだエピソードがあります。

カレリンは引越し屋さんになっていても、

大活躍した事は間違いありません。

 

カレリンは何故こんな凄い力なのでしょうか?

カレリンは13歳からレスリングを始めました。

 

カレリンの肉体を作ったエピソードとしてこれも有名な話ですが、

冬は積雪30センチのところをひたすら走り足腰を鍛え、

ボートを不休で3時間漕ぎ続けるなど過酷なトレーニングにより、

超人的な力を身につけたんだそうです。

カレリンの凄さ

出典:goo.gl/pXUzKk

 

 

カレリンの得意技にカレリンズ・リフトがあります。

これは相手を持ち上げて、

後方に反り返って投げるという、

俵返しというレスリングではよく見られる技なのですが、

 

それは軽量級は中量級の話で、

カレリンは130キロ級の選手であり、

そもそも130キロ級では、この様な技を使う選手が存在せず、

こんな投げ方をするという概念自体なかったとの事。

 

この技をくらった選手は頚椎を痛めてしまう為、

この体勢に入られると対戦相手はわざとフォール負けを選んだ。

実は頭も良くお金持ち

意外なのですが、カレリンはただ強いだけの男ではありません。

 

ロシアの最高峰の体育アカデミーの博士号をとっていて、

プーシキンの著作や哲学書を愛読しているインテリでもあります。

※プーシキンはロシアの詩人

 

ロシアレスリング協会副会長、

カレリン基金社という会社の社長を務め、

国会議員でもあります。

 

そして、財力もアラブの石油王と遜色ないレベルと言われている。

 

ってどんだけ凄いねん!

と突っ込みたくなります。

 

アラブの石油王と遜色ないレベルって、

アラブの石油王の基準がわかりません!!

カレリンのトレーニング

 

ヒョードルとどっちが強いのか?

ロシアと言ったら、もう1人とんでもなく強い選手がいます。

総合格闘技のエメリヤーエンコヒョードルです。

出典:goo.gl/PQTDEp

 

全盛期は総合格闘技の試合で10年間無敗というとんでもない記録を持っています。

カレリンはレスリング、ヒョードルはサンボや柔道という格闘技で活躍していて、

戦ってきたフィールドが違います。

 

カレリンの身長と体重は191センチ、130キロに対してヒョードルは、

183センチ、104キロと身長で8センチ、体重で26キロの違いがあります。

かなりの体格差がありますね。

 

ヒョードルのトレーニングは、ロシアの自然の中を走ったり、

自重を使ったトレーニングが中心で、

マシンを使って筋肉を大きくするトレーニングは殆ど行わない。

30キロのハンマーをタイヤにひたすら振り下ろすトレーニングも有名。

 

かなりの体格差がありますが、ヒョードルはプライド時代、212センチ、136キロの、

セミーシュルトにも勝っているので、

体格差だけで勝てる程甘い相手ではない。

 

この2人の戦いは実現する事がなかったので、

どっちが強いのかは永遠の謎ですね。

最後に

全盛期のカレリンと戦って勝てる選手ってなかなかいないのではないでしょうか?

その桁外れのパワーだけでも恐ろしい戦闘力です。

ただ掴まれて、締め上げるという単純な技でも必殺の破壊力があります。

 

また、コンクリートの硬いアスファルトの上に投げられたら、死んでしまいます。

カレリンに勝つ為には、

掴まれる前に、顔面への打撃でKOするしかありません。

さて、そんな事は可能なのでしょうか。

 

レスリングの試合以外では前田日明の引退試合にカレリンと戦いましたが、

真剣勝負ではないでしょうから、これは永遠の謎ですね。

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