花形敬、力道山もビビって逃げたステゴロ最強の男とは?

2019年11月20日

花形敬、力道山もビビって逃げた伝説の男エピソード

 

今日は伝説の喧嘩師と呼ばれた花形敬についてです。

花形敬は伝説的な人物で、日本一喧嘩が強いヤクザとも呼ばれています。

ステゴロ(素手の喧嘩)日本一、など数々の物騒な異名を持つ男です。

 

花形敬は戦後の東京で暴れ回ったヤクザで、

ヤクザの組長から俳優になった安藤昇の組に在籍した組員です。

当然今現在は亡くなっています。

 

名物ヤクザだった花形は映画や漫画などのモデルになる事も多く、

様々な作品に登場しています。

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力道山対花形敬

花形敬伝説

前科7犯、22回の逮捕歴、喧嘩は素手喧嘩(ステゴロ)。

白いスーツがトレードマークと言われた。

メガネを外すのが喧嘩の合図。

 

とにかく、暴れん坊で、花形を抑えられるのは、

兄貴分の安藤昇と加納貢の2人だけだったという証言もあります。

 

花形敬は映画や漫画などの作品に多数登場する位の多くのエピソードがある。

その伝説の一部を紹介します。

花形敬の写真や画像

出典:goo.gl/LKxTgq

ネット上に転がっている花形敬の画像です。

出典:goo.gl/3Fa4yp

この辺りの写真もよく見ますね。

出典:goo.gl/o4h7W4

出典:goo.gl/j5Svni

 

こちらは珍しいワカサギを釣る花形敬。

普通の若者に見えます。

出典:goo.gl/dUwVq4

花形は顔に大小20の刀傷があったと言われている。

漫画のキャラクターになるのも頷けますね。

また、全身にもおびただしい傷があったそうです。

身長と体重

身長は180センチとも、185センチとも言われているのですが、

正式なデータはない様です。

体重も分かりません。

格闘家じゃないですからね(笑)

 

成人する前から身長は180センチ以上あったと言われているので、

その後も伸びているかもしれません。

 

しかし、当時の日本人の中では飛び抜けて大きい人だったそうです。

出典:goo.gl/cajSUX

写真左が花形敬。

花形が逮捕された時の写真。

 

右の人は刑事さん。

 

刑事さんと比べても身長も、

まあ、スーツを着ているので、どっしりとしていて、

身体も厚みがある様に見えますね。

 

因みに、花形敬の親分の安藤昇さんは166センチだったそうです。

当時の日本人の平均身長

花形敬が所属する安藤組(東興業)が発足したのが、昭和27年(1952年)

1955年(昭和30年)の二十歳の日本人男性の平均身長は162.2センチです。

なので、花形は普通の男性よりも頭一つ位大きかったと思われます。

握力

漫画バキに登場する花山薫は、束ねたトランプを引きちぎる程の握力を持つ。

また、相手の腕を両手で掴み挟み潰す握撃も得意技の1つ。

しかし、これはあくまでも漫画の話。

実際の花形敬は、その様な技を使う事はない。

握力世界一の男は?

世界一の握力を持つ男として、ギネスに認定されているのは、

マグナス・サミュエルソンというスウェーデンのおじさん。

各国の怪力コンテストで優勝し、その名を轟かせた人。

その記録は握力192キロ、ベンチプレス300キロ。

出典:goo.gl/pH6LFX

安藤組とは

安藤組は安藤昇が組長の愚連隊組織、

正式名称を株式会社東興業。

東興業の東の文字は安藤昇の親分、

愚連隊の神様と呼ばれた、万年東一の名前から取っている。

 

安藤昇は、特攻隊の生き残りで、

東京に戻り、不良仲間と合流して、学生でいながら、銃で武装して、

ヤクザとも抗争事件を起こした。

 

最盛期は500人以上の組員が在籍した。

解散後、安藤は映画俳優となった。

トレードマークは、左頬の刀疵。

 

花形の親分、安藤昇についてはこちらに詳しく書いています。

安藤昇伝説、花形敬も従った愚連隊の王者、この人凄過ぎ!

 

また花形敬と同じく安藤組の大幹部森田雅についてはこちらの記事で、

書いています。

安藤組森田雅の強さは伝説、喧嘩無敗の男、力道山を引かせたのは森田

花形敬の力道山とのトラブル2つの説

花形敬は強さについての伝説がたくさんあります。

ただし、かなり昔の事なので、間違って伝わっている事もあるでしょうし、

同じエピソードでも、人によっては内容が違っていたりします。

 

例えば、花形敬と言えば、ステゴロ(素手の喧嘩)で有名ですが、

本当にステゴロで、どんな相手でもぶっ飛ばしていたのは、

安藤昇さんの兄弟分の加納貢さんだという話もあります。

 

花形が酔っ払ってナイフを出してゴネている所に、

(花形は酒が入るとタチが悪い)

加納さんが現れて、

お前は渋谷では珍しいパンチ男だから、

素手でやれと言って花形のナイフを没収したエピソードがあります。

(森田雅著 闘いて候より)

 

そして1番有名なエピソード力道山との揉め事です。

この力道山とのエピソードも人によって言っている事が違うので、

どっちが真実か分かりません。

力道山とのトラブル

【安藤昇の著書の内容から】

花形敬の兄貴分安藤昇の著書に度々花形敬は登場します。

そのエピソードの中でも有名なのが、

安藤組のシマの中に出来た「純情」という店の用心棒に、

力道山がなった事がトラブルの始まりです。

 

当然用心棒はヤクザの収入源の1つですから、

安藤組としても勝手にシマの中で商売をされて、

黙っている訳にはいかないのです。

 

安藤組のシマにオープンした飲み屋「純情」安藤組に挨拶がないという事で、

花形敬が出向いた、奥から出てきたのは、

 

当時の国民的英雄、プロレスラーの力道山だった。

 

力道山は元力士でその後プロレスに転向、

戦後柔道の木村政彦とタッグを組んで、

外国人レスラーを空手チョップで、倒す勇士に国民が熱狂した。

 

力道山についてはこちらで、詳しく書いています。

力道山のエグさにもかなり触れています。

力道山伝説、対木村政彦の真相や刺殺事件、仰天エピソード集

 

力道山は、身長176センチ、体重は116キロ、

身長は花形の方が大きかった様です。

 

力道山も酒に酔った時そうとうタチの悪い人物で、

飲み屋でトラブルを起こしたというエピソードは数え切れない。

暴力事件を起こし、新聞に「力道山また暴れる」と度々書かれていた。

 

奥から出てきた力道山は、「俺がこの店の用心棒だ」と花形に凄んだが、

 

「てめぇ、ここを何処だと思ってやがる!

てめえみたいな奴に用心棒が務まるか!」

 

と大迫力で凄んだ。

花形は誰が相手でもひるむ事はない。

 

あまりに凄い迫力だったため、

やばいと本能的に察知した力道山は、

「うう・・なかで飲もう」と花形に屈服し、

追い返す事が出来ずに、

店の中に招き入れた。

 

この時花形は中に入ってテーブルをひっくり返し、

翌日銀座の資生堂に来る様に力道山を呼び出した。

 

翌日約束の時間に資生堂に行くと、プロレスラー5人が来ていたが、

力道山は来ていなかった。

 

力道山は行く必要がないと言って自分だけ来なかった。

 

花形らは、プロレスラー5人に拳銃を突きつけ拉致した。

 

しかし、レスラーの東富士は力道山をかばい潔い態度を取った為、

プロレスラー達を解放した。

 

その代わり力道山に安藤組に連絡してこない間は、

命を付け狙うと東富士に伝言を頼んだ。

 

この日から安藤組総出で、力道山の立ち回り先や、

自宅などを探し回ったが、力道山は姿を眩ませた。

 

また力道山の自宅の近くでは、狙撃犯が待機していて、

車で帰宅する力道山をライフルで狙っていた。

 

後日力道山は東富士を通じて安藤組に詫びを入れた。

 

力道山には用心棒をやらない事と、

酒に酔って暴力を振るわない事を誓約させ手打ちになった。

(安藤は力道山から殴られたという飲み屋の女から別件で相談を受けていた)

 

これが、力道山と安藤組のいざこざの内容です。

このやり取りは、安藤昇の著書「やくざと抗争」や、

「戯言」の中でも語られています。

 

ただし、この最初の力道山とのやりとりには異説があります。

 

そもそも、力道山との喧嘩の時花形はいなかったという説です。

当時安藤組には花形敬含め幹部が複数いて、

それぞれ自分の配下を従えていました。

 

花形敬と同じ様に安藤組の戦闘部隊を率いていた、

森田雅は著書「修羅場の人間学」の中に、

【力道山襲撃司令・始末記、

キャバレー純情を巡る安藤組対プロレス一派との決戦】

という章があります。

 

まさしく、安藤組と力道山一派との揉め事の様子が書かれていて、

力道山の狙撃者を命じられ、

力道山の家の近くで待ち伏せする様子を書いていますが、

 

一箇所違う所があります。

それは力道山との揉め事に花形敬はいなかったという事です。

 

力道山が用心棒をしていた純情に行く話の内容はこんな感じです。

安藤組の矢島率いる集団が純情の開店と同時に店内になだれ込み、

店を占拠し、店の中で騒ぐ。

 

力道山は事態を見て愕然とする。

 

店の外には森田、花田が舎弟数名を従えてスタンバイしていた。

 

また、騒ぎを聞きつけて野次馬が集まり始めていた。

 

この騒ぎを指示している者を探す為、

店内から出てきた力道山は、

この出来事の首謀者が、そこにいた森田、花田と気づいて迫ってきた。

 

森田は自分がやると花田に伝えると力道山に向かって歩いて行った。

 

前に出た森田は力道山に向かって、

「オイ!リキ!」

と気合を込めて言った。

 

そして力道山に歩み寄った。

力道山との距離は1メートル。

 

森田は素手の喧嘩も強いが、剣術の達人で武器を携帯すれば、

無敵の強さを誇った。

 

にらみ合いは森田の勝利で力道山は後ずさり、

ジリジリと後退していきます。

 

森田はそのまま力道山を追い詰めた。

 

パニック寸前になった力道山に森田が逃げ道を指で示すと、

力道山はその方向に向かって走り出した。

 

という内容です。

 

この時の話の中には花形敬のはの字も出てきません。

 

その為、力道山と花形敬の戦いには2つの説があると言われています。

 

一つは安藤昇の著書の内容に間違いがある。

※安藤昇はボスの為戦いの最前線にはいない。

聞き間違いや、思い違いの説。

もう一つは花形敬が別の日に力道山と揉め事を起こしているという説です。

正解は謎ですね。

何故力道山が用心棒をしているのか?

力道山と言えば戦後の日本のスーパースターとして有名だった。

人々は街頭テレビに群がり彼の勇姿を応援し熱狂した。

また、その後スターとなるジャイアン馬場やアントニオ猪木は彼の弟子です。

 

そんな彼が何故ヤクザまがいの事をするのかと、

不思議に思う読者もいるかもしれません。

 

しかし、実際の力道山は裏社会とかなり関わりがあったと言われています。

これは当時の社会背景が関連しています。

 

当時のプロレスや芸能界などの興行の世界には、

ヤクザは当たり前の様にいたのです。

なので、力道山にも後ろ盾になっていたヤクザがいたのです。

 

また、力道山は酒に酔ってはトラブルを起こす常習犯だったのです。

三代目山口組組長の田岡一雄氏も自伝の中で、

「酒さえ飲まなければ」と嘆いていた程。

その後の力道山

その後力道山は命を落とします。

その事件は力道山刺殺事件と呼ばれています。

出典:goo.gl/ofWfpe

赤坂のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」で住吉会系大日本興行の村田勝史に、

足を踏んだと因縁をつけ村田に馬乗りになり暴行した。

村田は生命の危険を感じ、

持っていたナイフで力道山の腹を刺して逃走した。

 

その後席に戻った力道山はまた酒を飲んでいたが、病院で手当てを受ける。

一旦帰宅するが体調が悪化した為に再び入院して手術を受ける。

 

手術は成功したのだが、

回復しないうちに力道山が暴飲暴食した為に傷口から食べた物が体内に漏れ、

それが原因で死んだと言われている。

 

刺した村田勝史は、

事件後所属する組織の親分と共に、

力道山に詫びを入れにリキアパートを訪れた。

 

力道山を刺激するかもしれないという事で、

親分のみが力道山と会い村田は外で待っていた。

 

すると、力道山の後ろ盾になっていた、

東声会組員が続々と集まってきた。

村田は東声会組員に激しい暴行を受けた。

 

村田は最初我慢していたが、東声会組員2人を刺すとその場を逃走した。

その後この力道山を刺した罪で村田は服役し数年後に出所した。

その後村田組を構えた。

村田は出所後力道山の墓に毎年墓参りに訪れた。

その他の花形敬の逸話や関連する事

大江戸の鬼電車を脱輪させる

花形は子供時代自分の事を大江戸の鬼と言っていた。

そんな花形敬が渋谷駅の止まっている満員電車の前に現れた。

 

「大江戸の鬼、花形敬の力を見よ!」

 

と時代がかったセリフを言うと、

電車の正面を金属の棒でボコボコに殴りはじめた。

 

花形の常軌を逸した行動に駅員や警察官も止める事が出来なかった。

そして今度は金属の棒をテコにして電車を倒そうとした。

よいしょ!よいしょ!

とやっているうちに電車は脱輪してしまった。

横井社長襲撃事件

横井社長とは横井英樹の事でホテルニュージャパンの、

ホテル火災を引き起こし逮捕された人物です。

 

この男は白木屋を乗っ取る為に当時金を集めていた。

元公爵の蜂須賀正氏が土地の売却で1000万得たという噂を聞き、

3000万貸してくれと頼んだ。

 

そして利子を付けて返すと約束したが、1000万のみ返却しあとは踏み倒した。

訴えられ返却を裁判所から命じられたが横井は無視した。

その取り立ての依頼が安藤昇に来た。

 

交渉の席で横井は安藤を侮辱する発言をし安藤を怒らせた。

安藤は事務所に戻ると配下に横井の襲撃を命じた。

 

襲撃犯は横井の腕に拳銃で弾を打ち込んだ。

横井の命は助かった。

この事件で安藤昇は懲役8年、花形敬は1年6ヶ月の判決が出た。

 

組長の安藤より早く刑務所を出所した花形敬は、

安藤組の留守を預かる組長代行という立場になった。

この事件が花形の命を縮めた原因となった。

東声会とは

出典:goo.gl/jBjXZ8

銀座の虎または、雄牛と呼ばれた町井久之が会長を務めるヤクザ組織。

愚連隊町井一家を結成すると、たちまち組員が膨れ上がり1500名の組織になった。

その後町井一家を母体に東声会に、山口組三代目田岡一雄組長の舎弟となった。

力道山と関係が深いヤクザとしても有名。

花形敬を扱った作品

伝説の男花形敬は、色々な作品に登場します。

小説「疵 花形敬とその時代」

本田靖春のノンフィクション小説です。

この本で花形敬を知った人も多いと思います。

菅原文太 映画「安藤組外伝・人斬り舎弟」

出典:goo.gl/Qoahf4

 

花形敬の兄貴分だった安藤昇も自分役で出演しています。

花形敬役は菅原文太が演じています。

森田氏の役を演じるのは、梅宮辰夫。

森田氏の舎弟による花形銃撃事件や花形敬刺殺事件も描かれています。

陣内孝則 映画「疵」

出典:goo.gl/FDqYnC

 

主演は陣内孝則、先ほど紹介した小説疵の実写化。

この疵が映画化される事を知って、

様々な俳優が名乗りを上げた。

 

陣内の他に、松田優作、小林薫、根津甚八など。

陣内は、撮影現場に現れた安藤昇に、

自分の芝居を見てもらって、

意見を求めた。

山下真司 映画「修羅場の人間学」

出典:goo.gl/Z8VWEn

森田雅氏の原作の実写版、森田氏のハードな喧嘩エピソードは、

ほとんど無く、安藤組の一番下っ端(高嶋政伸)の目から見た、

安藤組という内容で、原作とは内容が全く違う。

但し、花形敬を演じた山下真司の演技は、

本物の花形敬にそっくりと安藤昇が言った。

哀川翔 映画「実録安藤組外伝・餓狼の掟」

出典:goo.gl/J9uswa

哀川翔が花形敬を演じた映画、この映画にも安藤昇さん出演。

安藤昇さんが、花形敬の事を回想するという内容。

残念ながら全く話題にならず、実際に見た人も少ない。

私も見たかもしれないが、内容は全く覚えていない。

哀川翔と花形敬が掛け離れ過ぎて、ちょっと違うかもという印象。

栄光なき天才たち(漫画)

出典:goo.gl/a3iMBX

週間ヤングジャンプで連載された漫画で、歴史に埋もれた様々な偉人達を紹介する漫画。

この漫画にも「疵 花形敬とその時代」を原案にして花形敬の事が漫画化されている。

現在発売されている単行本には未収録となっているので読む事ができない。

 

未収録の理由は謎、原作者の伊藤が当初花形の事を漫画にするのを断ったが、

編集部がどうしてもという事で、漫画にしたが単行本に載せるのを断ったという説。

また、ヤングジャンプの発売日に組みの関係者からクレームが入り、

単行本には収録しなかったという説もある。

アウトローに関する記事まとめページ

https://ojisan777.net/?p=12717

 

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