黒革の手帖 歴代主演女優やキャスト(ネタバレ)原作のラストも紹介
黒革の手帖の歴代主役(主演女優、ヒロイン)は誰?
黒革の手帖は松本清張の長編小説です。
週刊新潮で連載され、1980年6月に単行本化されました。
以来5度に渡ってドラマ化されている人気コンテンツです。
記憶に新しいのが、米倉涼子が主人公元子を演じたシリーズです。
出典:goo.gl/1utNVE
このシリーズは大変評判が良く、本編終了の後、スペシャル版として、松本清張の別の作品「白い闇」を「黒革の手帖」にアレンジしてもう一作作られています。
これは主人公の悪女元子(もとこ)と強い女の印象が強い女優の米倉涼子のイメージがバッチリハマった結果によるものだと思われます。
で、今回、米倉涼子の同じ事務所の後輩の女優、武井咲に主役が変わり、新たな作品が作られるという流れになっています。
今日はこの黒革の手帖の歴代主演女優と、その他のキャスト、物語のストーリー、ネタバレとなる、原作のラストなどを書きたいと思います。
黒革の手帖、歴代のヒロインを演じた女優とキャスト
黒革の手帖登場人物
歴代の主演女優とキャストを紹介する前に、
この作品に登場する主要なキャラクターを先に紹介します。
原口元子(はらぐちもとこ)主人公 銀行の元行員だったが、銀行のお金を横領し、
銀座でクラブのママとなる悪女。お店の名前は「クラブ・カルネ」カルネは手帳という意味。
山田波子(やまだなみこ)クラブ・カルネに飛び込んできたホステス。男を捕まえるのが上手い。常連客の楢林(ならばやし)から大金を引き出して、クラブ・カルネと同じビルに別のクラブを作る計画を立てて、元子に反旗を翻す。
安島富夫(やすじまとみお)国会議員秘書、元子と惹かれあっている。元子と肉体関係もあるが、実は・・
楢林謙治(ならばやしけんじ)カルネの常連、医院を経営している。黒革の手帖に名前が載っていて、元子に多額の金を脅し取られる。
橋田 常雄(はしだ つねお)カルネの常連、予備校の理事長。
中岡市子(なかおかいちこ)楢林の医院の婦長、楢林とは不倫関係にあったが、楢林からひどい扱いを受け捨てられる。元子はこの女を利用して、楢林からお金を出させる。
岩村叡子(いわむらえいこ)銀座で10年以上クラブ「燭台」を経営するママ。
長谷川庄治(はせがわしょうじ)銀座の大型クラブ「クラブ・ルダン」を経営する、長谷川商事の社長、ルダンを売りに出すが、本当の狙いは・・・
主役元子を演じた歴代ヒロイン
1982年版
1982年に「松本清張黒革の手帖」というタイトルで、テレビ朝日系「月曜劇場」で放送されたドラマ、6話に分けて放送された。この作品で主役の元子を演じた女優、
山本陽子 当時39歳
最高視聴率:18.6%
平均視聴率 :17.4%
その他のキャスト
安島富雄 田村正和
山田波子 萬田久子
楢林謙治 三國連太郎
長谷川庄治 小沢栄太郎
1984年版
1984年にTBS系の「花王 愛の劇場」で放送された。昼ドラとして制作され、全37話、この作品で元子を演じたのが、
大谷直子 当時33歳
その他のキャスト
中岡市子 宮下順子
安島富夫 潮哲也
山田波子 奈良富士子
楢林謙治 戸浦六宏
1996年版
1996年に「松本清張特別企画・黒革の手帖」として、テレビ朝日系の2時間ドラマ「土曜ワイド劇場」で放送された。シリーズ物ではなく、放送はこの一回のみ、この作品で元子を演じたのが、
浅野ゆう子 当時36歳
視聴率:18.1%
その他のキャスト
山田波子 田中美奈子
安島富夫 美木良介
楢林謙治 平幹二朗
橋田常雄 ケーシー高峰
2004年版
2004年にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された「松本清張 黒革の手帖」全7話で放送されたこの作品は、テレビ朝日開局45周年企画、当初は黒木瞳、深田恭子主演の2時間ドラマの予定であったが、キャスティングを変更して、連続ドラマとなり、大ヒットした。主演はもちろん、
米倉涼子 当時29歳
第22回ATP賞最優秀賞 受賞作品
最高視聴率:17.7%
平均視聴率:15.7%
その他のキャスト
山田波子 釈由美子
安島富雄 仲村トオル
長谷川庄治 津川雅彦
岩村 叡子 山本陽子
2017年版
テレビ朝日系木曜ドラマ枠で放送、松本清張没後25年となる2017年から放送された作品、この作品は冒頭でもお話しましたが、前作のこの作品で大成功した女優米倉涼子の同じ事務所の後輩女優が主役の元子を演じます。この作品で元子を演じるのが、
武井咲 23歳
元子役の最年少となる武井咲、この武井咲のキャスティングについては、賛否両論あります。
米倉涼子と違って、迫力がない、全然悪女っぽくないなど、若過ぎるという意見も。
その他のキャスト
安島富雄 江口洋介
山田波子 仲里依紗
楢林謙治 奥田瑛二
橋田常雄 高嶋政伸
長谷川庄治 伊東四朗
ここからネタバレです。黒革の手帖の原作のストーリーとラストはどんな感じなのかという事を書きますので、見たくない方は離脱して下さい。
黒革の手帖のあらすじ
この物語は主人公の原口元子が銀行で横領したお金を元手に銀座でクラブを開店し、のし上がって行く物語です。
元子は、行員時代に黒革の手帖に架空口座を作って、お金をプールしている、預金者リストを使って、お金を脅し取り、成り上がっていく、しかし、元子を騙そうと壮大な罠が貼られていた。
原作黒革の手帖のラスト
元子は黒革の手帖を使い、銀座でのし上がってきたが、その結果元子のターゲットになった人達は、元子に強い恨みを抱いていた。そんな時、元子は銀座の老舗クラブ「ルダン」が売りに出される事を知り、このルダンを何としてでも手に入れたいと思った。しかし、元子はこのルダンを手にいれるだけのお金がなかった。
そこで、考えたのが、元子の店の常連で、予備校の理事長橋田の弱みを握り、ルダンの購入資金を脅し取るという計画です。
そうすると、こんな情報が入ってきた。
橋田が料亭「梅村」を購入したという情報、梅村に勤めていた中居の島崎すみ江が梅村が閉店するから、雇って欲しいと相談に来た。そして、その店を買うのが、予備校の理事長橋田である事を知る。
橋田の弱みを握り、この梅村を売却させ、そのお金を脅し取ろうと考えた。
国会議員の秘書で、元子と惹かれあっている、安島も、元子に橋田の情報を提供し、遂に橋田の弱みを握る事に成功し、権利証の名義を元子に書き換えるという約束を取り付けた。
ただし、書き換えは一ヶ月後だ。
元子はルダンの売主である、長谷川の元を交渉のため訪れた。ルダンは他にも、買いたいと購入を検討している人間がいると元子は聞かされる。あせった元子は即決で契約をする。
もし、この契約にしたがってお金を支払わなければ、手付金(4000万円)プラス、4000万支払うという契約を交わした。
実はここまでの話は全て、元子を騙すための罠、
橋田の情報を元子に教えた安島も、梅村が閉店するから雇ってくれと、言ってきた中居も、そして、ルダンを売りに出していた長谷川も、元子を破滅させる為に仕組まれた罠だった。
梅村は元子の手には渡らなかった、長谷川との契約に伴い、元子の店は差し押さえされ、元子は全てを失ったのだ。
更に元子に不幸が襲う、元子に突然激しい腹部の痛みが襲う、足元には大量の血が、元子は安島との間に子供を妊娠していた。流産してしまったのです。気を失った元子は病院の手術室で目を覚ます。
元子の手術が始まろうとしていた。
しかし、そこにいたのは、かつて、元子に大金を脅し取られた、医師の楢林、そして、楢林から大金を取る為に、利用された、楢林の愛人だった中岡市子だった。
「助けて!!私は2人に殺される!!」
END
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