パラダイス文書とは?タックスヘイブンなを簡単に分かりやすく

2018年10月6日

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パラダイス文書が公開された!そこには、日本人の名前もあり、例えば漫画家の鳥山明の名前があったりして、一体なんなの?と疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。このパラダイス文書何の何が問題なのか?そして、そもそもパラダイス文書とは何なのか?という事をお伝えしたいと思います。

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パラダイス文書を分かりやすく

パラダイス文書とは、バミューダ諸島などを拠点とする法律事務所やシンガポールの法人設立サービスの会社から流出した文書1340万件の事を言います。

前に話題になった「パナマ文書」の第2弾と言われています。

この文書を公開したのは、ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)です。

この文書の中に書いてあった、会社や個人の名前は、アメリカ31000、イギリス14000、日本1056となっています。

結構有名な日本の企業名や、個人の投資家の名前も出てきています。

パラダイス文書に記載があった日本人と日本企業

個人

鳥山明氏、鳩山由紀夫氏、楽天の三木谷社長など、その他会社の経営者数名

企業

丸紅、日本郵船、大阪ガスなど、

 

では、パラダイス文書を分かりやすく解説します。

パラダイス文書とは?

パラダイス文書に書かれている情報は、どこそこで会社を作りましたとか、どこそこで銀行口座を作りましたとか、その時のやりとりと、会計資料などが書かれた物の事を言います。

何か悪い事をしている人を告発している文章などではない。

で、これの何が問題になっているかというと、ここに書かれている会社などは、タックスヘイブンと呼ばれている場所に作られているのが問題とされています。

タックスヘイブン

タックスヘイブンは租税回避地(そぜいかいひち)の事を言います。ようするに、税金がかからない、または、極端に優遇されるという夢の様な地域です。

有名なタックスヘイブンは、イギリスのケイマン諸島、バージン諸島などが有名です。

出典:goo.gl/9E7HEp

なので、ざっくり言うと例えば日本で会社を経営しているとして、当然会社の売り上げに応じて税金を納めないといけないのですが、日本での売り上げを低く申告しておいて、日本で儲けたお金をタックスヘイブンに作った会社の売り上げとして計上、日本でそのお金は申告しなくて良いという節税の対策になるという事です。

会社の節税以外では、ファンドなどの運用をタックスヘイブンで行う事により、運用益を多く投資家にリターン出来るというメリットがあります。

(これは、全く問題ないと個人的に思います)

また、タックスヘイブンで会社を作った場合、匿名で会社を作る事が出来るので、会社の実態などを非公開になるので、外からは全く分からないという事になります。

これは、違法ではありません。全くの合法なのです。

しかし、この文書に名前が載っている事によって個人の殆どは全く問題がない会社であり人達なのですが、何かあたかも犯罪でも犯した様な報道のされ方をするのが問題と指摘する人もいます。

また、このパラダイス文書は、ハッキングなどされて、盗まれた文書が公開されたという事なので、ハッキングが正しければ、この文書を最初に入手した人は、犯罪を犯してこれらの文書を盗んだという事になります。

タックスヘイブンの問題点

資金洗浄

但し、このタックスヘイブンには問題があります。それは、麻薬の売買や、武器取引など犯罪で得たお金、また、テロリスト、暴力団などのお金を隠す場所として、このタックスヘイブンを利用する事もあるそうです。

悪い事をして得たお金を、ここに隠して、正規の仕事で得たお金と見せかけるという、資金洗浄(マネーロンダリング)と言われるがこれに当たります。

よく漫画や映画に出てきますね。

匿名で法人が作れるという事は、表に殆ど情報が出ないという事ですね。実態が外から分かりにくいという犯罪者にとって大きなメリットなのです。

犯罪者などが、悪い事にこれを利用するというのは、とても大きな問題です。

税金逃れ

高い税金を普段から支払っている私たちは、税金が高いと感じながらも渋々支払っています。しかし、一部の大企業はタックスヘイブンを利用して、本来国に入ってくるはずの税収を支払わなくて済む様にしているのです。(全ての会社ではなく、一部の会社ですので誤解しないで下さいね)

消費税率アップだなんだと言うのであれば、ちゃんと税金を納めてない企業や個人からお金を取ってから、税金上げろや!それがスジってもんじゃないの?と怒っている人もいます。

だだ、聞いた所によりますと、企業の会計などをする会計事務所が節税のアドバイスで、ケイマン諸島に会社を作りましょうと助言する事があるそうです。

最後に

という事で、今回は、第2のパナマ文書と言われるパラダイス文書についてのお話しでした。ポイントとしては、このパラダイス文書に載っている殆どの企業や個人は別に犯罪を犯しているとか、悪い事をやっているわけじゃない、全く合法で問題がない全てを否定するのは、間違いという事と、このタックスヘイブンを利用して悪い事をしている人がいる、この人達はダメだという事ですね。

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