北朝鮮の木造船はなぜ日本に？戦争の前ぶれなのか

2017年12月9日2018年10月13日

最近北朝鮮から来た木造船の漂着がニュースになる事が多い。北朝鮮と言えば、ミサイル発射や核兵器の問題で、アメリカと武力衝突が起こるのでは？という噂もあり、その事が関係しているのか？とちょっと不安になってしまう。

北朝鮮から見たら、アメリカの同盟国という事で、日本も敵だとみなしている事ですから、木造船の乗組員は北朝鮮のスパイじゃないの？という見方や天然痘ウイルスなどを日本に持ち込むバイオテロの心配は無いのか？など様々な憶測をしてしまう。

また、戦争が起こる前ぶれなんじゃないか？といった心配もあります。

今回なぜ北朝鮮の木造船が日本に来ているのか？何のために？という事を書いていきたいと思います。

北朝鮮の木造船はなぜ日本に来るのか？

これまでも、北朝鮮から漂着している

北朝鮮船、漂着・漂流２８件

北朝鮮からとみられる木造船が、日本海沿岸で漂着や漂流が確認された件数は、１１月中に２８件に上ったことが海上保安庁への取材で４日、分かった。今年１月以降は１月当たり５件以内にとどまっており、１１月になって一気に増えた格好だ。

引用元：ロイター

URL:https://jp.reuters.com/article/idJP2017120401002269

このニュースを見て分かるのは、11月に一気に増えているけど、毎月何件かは、北朝鮮から漂着しているんですね。ニュースになったのは、件数が一気に増えたというのが原因の様ですね。

この様に北朝鮮との緊張が高まっている今の時期だからこそ、この件数の増加は不気味ですね。この木造船が日本にやって来る目的は何なのか。

命がけの漁をしている？

北朝鮮が推進する「冬季漁獲戦闘」

2017年11月27日の産経のニュースにこの様な記事があります。

北朝鮮は慢性的な食糧不足を解消するため国策として漁業を奨励、冬場も「冬季漁獲戦闘」と称し、朝鮮労働党が示す漁獲量目標を達成するため積極的に漁に出るよう呼び掛けている。

ただ経済的疲弊により漁船の老朽化が著しく、遭難事故も度々起きている。

「党の水産政策を決死貫徹し、黄金の海の全盛期を切り開こう」。２４日付の党機関紙、労働新聞は、今月始まった冬季漁獲戦闘での各地の成果を紹介し、漁師らを鼓舞する記事を掲載した。

引用：元産經ニュース

URL:http://www.sankei.com/world/news/171127/wor1711270038-n1.html

という事で、新聞では、北朝鮮が漁師に魚を獲ってこいという命令で、国をあげて漁をさせているのが要因としています。

というのも、北朝鮮は経済制裁で、北朝鮮に入って来るお金が相当に減っているそうです。中国の税関の発表では、今年の10月の北朝鮮から中国への輸出額は前年度比の62%マイナスだそうです。海産物などは、全面禁輸となっているとの事で、北朝鮮の経済状況もかなり苦しいみたいです。

テレビでもおなじみの、コリアレポート辺真一さんは、金委員長から漁獲ノルマを課せられていて、それを達成する為にこの必死で漁をしていると語っている。